概要
タハマリン(Tahamaling)とはフィリピンで伝承される、動物の守護者であるといわれる赤い肌をした女精霊で、森の中のバレテの木(イチジク属の所謂絞め殺しの木)に住んでいる。
なお、この木にはカプレやティクバラン、ディワタも住むといわれている。
狩りをする場合には、動物の管理を司るこの精霊にキンマ(ビンロウと一緒に用いられる嗜好品であるコショウ属の樹木)の葉を捧げないと一匹も狩れなくなるので、狩人たちは敬意を表し供物としてこの葉を捧げた。
また、対になる存在として白い肌をした男性の精霊マホマナイ(Mahomanay)がいる。