概要
その姿は地域ごとに違っており、例えば角の無いヤギ、トカゲの様な鳥、またはカンガルーに似た姿をしているとされる。
また前脚が短く、長い後ろ足で後ろ向きに歩きまわり、悪臭を放つ尻尾を持つ。
全身に斑点のある体毛、ヤギのような長い顔、ウサギの様な大きく長い耳、その耳近くまで裂けた太い牙が生えた口という姿をしているという伝承もある。
夜行性で不死の存在であり、人間の子供が好物なので血を啜って殺害するばかりか、その心臓をお守りとして持ち去ってしまう。
なおその際には頭を低くしながら、前足を持ち上げて歩くとされる。
その他透明になる力を持つ。その体臭は吐き気を催す程に臭い。獲物の影を通して生血を啜る事ができるので、不死を保つために時折巣から這い出て獲物である子供を襲い、その心臓を喰らうともいわれている。
この様に恐ろしい存在である一方で、彼らを使役できる“シグビナン”と呼ばれる者たちがおり、彼らはシグビンを飼い慣らす事で富と幸福を得る事ができるといわれている。