ダルマガレイ
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だるまがれい
硬骨魚綱・カレイ目・ダルマガレイ科に属するヒラメの仲間。
漢字表記は『達磨鰈』。
全長10〜15cm。
本州の中部地方以南の西太平洋/ニューカレドニア近海、インド洋の東アフリカにかけて広く分布する。
体は高い卵形。両眼は体の左側にあり、幅広い窪みによって分けられている。有眼側の腹びれは無眼側のものより前方へ進み、下眼の中央下付近から始まる。有眼側の体は淡緑灰色で、尾びれの両縁にそれぞれ1個の明瞭な黒斑がある。この種には二次性徴が出現する。雄では両眼間隔幅が広く、吻端と両眼の前縁に棘(きょく)があり、無眼側は頭を除いて暗灰色である。雌や幼魚では両眼間隔幅は狭く、棘がなく、無眼側は着色しない。
水深15~45mの砂泥底に棲み、多毛類、アミ類などの底生小動物を食べる。手繰網で普通にとれる。体長10cmぐらいにしかならないので、そのまま干物にされる。名前に『カレイ』と付くがこれでもヒラメに近い種類である。
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