ダーク・ドリアード
だーくどりあーど
ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守1400
【Pスケール:青5/赤5】
(1):自分フィールドの地・水・炎・風属性モンスターの攻撃力・守備力は、
自分フィールドのモンスターの属性の種類×200アップする。
【モンスター効果】
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから地・水・炎・風属性モンスターを1体ずつ選び、好きな順番でデッキの上に戻す。
ドリアード(もしくは精霊術師 ドリアード)が闇に堕ちた姿と思われる魔法使い族の下級モンスター。
元のドリアードと比較すると攻撃力が大きく上昇しており、それだけでなく光(と神)属性以外の全ての属性に関連する力を手に入れ、ペンデュラムモンスターとして再登場を果たした。闇属性の力の影響か、全体的に明るくカラフルだった衣装は真っ黒に染まり、特徴的な帽子も装飾のデザインが変わっている。
闇属性の魔法使い族ではあるが、能力的には地・水・炎・風の属性を持つモンスターやそれらを主力とするデッキの運用のサポートを得意としている。例え闇に堕ちても根本的には立派な精霊術師なのだろう。また、ドリアード系のモンスターの中では最も基本ステータスが優秀で、攻撃面が安定している上に実践向きな数値をマークしている。さすがに全力全開の精霊神后 ドリアードの戦力的には劣るが、純粋な扱いやすさならダーク・ドリアードの方が上手。それどころか精霊神后 ドリアードはダーク・ドリアードが墓地に存在すれば本来はかなり難しい特殊召喚のハードルが大幅に下がるため、彼女の方こそダーク・ドリアードには頭が上がらないかもしれない。
多数の属性が入り混じったデッキでこそ真価を発揮できるが、その効果の扱いは意外と難しい。
ペンデュラム効果は実にペンデュラム召喚向きなのだが、ペンデュラムスケールが5なのでやや活用しづらい。一方モンスター効果は真っ先に手札に加えたいモンスターを次のターンには回収できるように調整できるが、それ以降のターンにドローするカードまである程度固定化されてしまうため、デッキの構成や発動のタイミングによっては魔法・罠カードがしばらくドローできなくなってしまう。どちらかと言えば上級者向けのカードと言えるかもしれない。尤も効果の発動自体は任意なので、効果を度外視して単純な下級アタッカーとして扱う、ペンデュラム効果にのみ着目してペンデュラム召喚は行わないなど、無理やり使い勝手を向上させる手段も無くはない。
しかし、逆に言えばデッキトップの固定と相性が良いデッキやコンボの下準備を単独で整えてくれるわけなので、ドローすると特殊召喚可能な占い魔女や魔の試着部屋からの展開には定評がある。また、レベル4なので、サモンプリーストでリクルート可能。