概要
チケット販売サービス「e+(イープラス)」の先行予約で落選を意味するメッセージ。
申込み後の確認→状況の部分に表示される。対象のライブが同じ場所で数日行われるもので全日申し込んで全て外れた場合はこの「チケットをご用意することができませんでした。」の横文字列が縦に並ぶ不穏な光景が出来上がる。
メールで送られる場合は「抽選の結果、」と前置きされる。
なお、抽選に当選した場合は「チケットをご用意いたしました。詳細をご確認ください。」と表記される。
チケット販売サービスは他に「ローチケHMV」「チケットぴあ」などがあり、こちらはマイページでは「落選」と表示される。一方メールではこちらも「厳正なる抽選の結果、残念ながら」などと前置きされる以外はほぼ同じ。
しかし、他のチケットサービスと比較しても際立つe+の評判の悪さから、圧倒的にe+の負の代名詞として使われる事が多い。
なお、クレジットカードで決済している場合は結果発表以前に引き落としの有無で当落を確認できる。
背景
そもそもなぜここまでイープラスの評判が悪かったのかというと、ラブライブ!の存在が大きい。
大きく話題になったのは2016年のラブライブ! μ's Final LoveLive!〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜の一般販売である。
この時1期、2期、劇場版と成功を重ね続け、社会現象を引き起こし、紅白歌合戦への出場も果たしていたラブライブ!・μ's。その人気は一般販売に先んじて行われた最速先行の際、真偽は不明だが、先行申込券が付属する劇場版BDを100枚積んで落選するというハードモードすぎる事態となったという報告もあった。
運命の2月11日、ファイナルライブのチケットの一般販売が開始されたのだが、あまりにも多くの人が殺到、開始1時間前にはサイトに繋がらなくなり、30分前には既にサーバーダウンする事態となった。なお、ここまで一度に集中する事態となった最大の理由は、今では考えられないが、販売形態が先着順だったことによる。
また、前回のμ's_Go→Go!_LoveLive!_2015の際にもサーバーがダウンしており、同じような事態を繰り返した上に定期メンテナンス中の表記が延々と続くばかりとなったことでとうとうファンもブチギレ、ラブライバー達からイープラスに対して非難轟々、クレームやWikipediaの荒らし(例)が大量発生する事態となった。
例を挙げると、業種が詐欺業、名称が指定暴力団矢澤組、概要に「クソ」と書かれる、下ネタが書き込まれる、公式が転売屋に横流ししているなどといったものがあった。その結果、一時期チケットを当てられなかった人を中心に指定暴力団イープラスと言った通称が定着する事態となり、今でも指定暴力団イープラスを許すなというツイート(ポスト)が落選画面と共に投稿されることがある。
なお、μ'sファイナル以後もしばしば鯖落ちは発生している。一例として、後輩であるCYaRon!の2nd LoveLive!(2021/10/16,幕張メッセ)においては入場のシステムに不具合が発生、顔認証を打ち切った上で1時間遅れで開演したことで途中離脱や帰宅難民も一部発生する事態を招いた。
また、一時期チケットが買えるのは当たり前という宣伝文句を押し出していたが、この件についても苦情や文句が殺到した。
その後、これに懲りたのか、ラブライブ!シリーズも含め、一般販売までは抽選とする形が主流となっている。