概要
正式タイトルは、『μ’s Final LoveLive!~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪~』
2010年に『ラブライブ!』のプロジェクトが開始されて以来、ワンマンライブを行なってきた9人組ユニット・μ'sの集大成と言えるライブ。
場所は、東京・文京区にある東京ドーム。声優が東京ドームでライブをするのは水樹奈々に次いで二例目だが、平日の年度末にこの規模のライブが行われるのは異例のことであり、なおかつ、それでもチケットが取れない難民が大量に発生したのも極めて稀な事例だったと言えよう。
当初、一部マスコミでは「μ's解散ライブ」と報道されていたが、これに対し高坂穂乃果役の新田恵海は、「 東京ドームで開かれるファイナルライブで、解散というわけではないんです 」とコメントし、さらに矢澤にこ役の徳井青空も「 集大成となるライブに仕上げます 」とコメントし、解散はデマであることが明らかとなった。
実際、ファイナルライブが開催されてから約4年後の2020年にラブライブ!フェスで再びステージに上がり、新曲「A song for You! You? You!!」も発表されている。
イベントは木曜と金曜の平日に開催、ドーム内ありったけのキャパ(約50,000人)を解放したにもかかわらず、BD・HP先行除く当日二日間のチケットの一般販売分は2時間で完売し、あまりに人気がありすぎたため公演の約一月前に新たに機材解放・見切れ席分まで解放される異例の事態となった。
更にライブビューイングも国内では当日生中継の他、2時間の遅れを付けて中継するディレイ中継、2日目の4月1日公演を翌日である4月2日にもう一度映画館で上映するというアンコール中継までもが実施され、これもまた異例と言える事態であった。
昨年4月に膝を壊し、長らくμ'sとして激しいダンスパフォーマンスを伴う活動を休止していた南條愛乃の膝の状態が心配されていたが、5thライブ以降に出た新曲とミニユニット(BiBi)枠を優先しての出演となった(当時彼女が参加していたfripSideも含めて膝の影響が残っており、ダンスパフォーマンスは「sister's noise」「crescendo」などで膝に負担が掛からない程度の振りに留め、客席までの移動を伴う楽曲については本ライブでも使用されたゴンドラを使ってのパフォーマンスとなった)。
初日の終演直後にこのファイナルライブの様子を収めたBlu-ray/DVDの発売決定が発売日を伏せる形で告知され、2016年6月29日に日付が変わった直後、発売日が同年9月28日であると発表された。
発売形態はDay1・Day2の両日を収めたBlu-rayメモリアルBOX、Day1のみ・Day2のみを収めたBlu-ray・DVDの5形態。これは5thのライブ映像商品と同じ。あの日ライブに参加し、今が最高した人も、ライブに参加できず今が最高できなかった人も是非手に取って頂ければ幸いである。
また、今回もBD発売に合わせ山手線のラッピング電車(ヤテライブ)が二週間の期間限定で運行された。ここまでは5thのBD発売時と同様だが、今回は車両内の広告も過去に使用されたμ’sのメンバーの公式イラストにアニメやPVのキャプチャやライブフォト、過去作品の歌詞で統一され、トレインチャンネルではライブの視聴動画が繰り返し流されるという内装もμ’s一面という特別仕様である。このため、該当車両はこれまでのヤテライブ以上に混み合う事となった。
ちなみにランティスの木皿陽平プロデューサーによると、まだμ'sの出せていない商品についても追々告知していくとのこと。
10/10付週間BDランキングでBlu-rayメモリアルBOXが初週7.1万枚を売り上げ、週間1位を獲得した。ちなみにこの枚数は女性歌手として歴代4位の記録である。外部リンクなお2017年3月時点、累計にしてBOX単体が8.1万枚以上、バラ売り&DVD盤合算で8.6万(Day1)・9.3万(Day2)枚以上に達し、全アニメ・声優ライブ&イベントBD/DVD作品における堂々の過去最高記録を樹立した。(2019年現在でもその記録は健在)
セットリスト
4thや5thは一日目と二日目でそれぞれBD曲とミニユニット曲にセトリが分けられていたが、今回は1期ED曲の「きっと青春が聞こえる」と2期ED曲の「どんなときもずっと」以外は両日ともセットリストは全く同じという仕様となった。
どちらのライブも劇場版BD曲「これから」、スクフェス第二弾シングルとして発売された「HEART to HEART!/嵐の中の恋だから」やファイナルシングルのカップリング「さようならへさよなら!」は披露されなかった。
<3月31日公演>
M1 僕らのLIVE 君とのLIFE/μ’s
M2 僕らは今のなかで/μ‘s
M3 夏色えがおで1,2,Jump!/μ’s
M4 Wonderful Rush/μ’s
M5 友情ノーチェンジ/μ’s
M6 もぎゅっと”love”で接近中!/μ’s
M7 baby maybe 恋のボタン/μ’s
M8 Music S.T.A.R.T!!/μ’s
<メドレーパート(M9~M13)>
M9 ユメノトビラ/μ’s
M10 ススメ→トゥモロウ/高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・園田海未(CV.三森すずこ)
M11 Wonder zone/μ’s
M12 これからのSomeday/μ’s
M13 Love wing bell/μ’s
M14 Dancing stars on me!/μ’s
M15 Happy maker!/μ‘s
M16 WAO-WAO Powerful day!
Printemps(高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・小泉花陽(CV.久保ユリカ))
M17 NO EXIT ORION
Printemps(高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・小泉花陽(CV.久保ユリカ))
M18 sweet&sweet holiday
Printemps(高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・小泉花陽(CV.久保ユリカ))
M19 思い出以上になりたくて
lily white(園田海未(CV.三森すずこ)・星空 凛(CV.飯田里穂)・東條 希(CV.楠田亜衣奈))
M20 ふたりハピネス
lily white(園田海未(CV.三森すずこ)・星空 凛(CV.飯田里穂)・東條 希(CV.楠田亜衣奈))
M21 春情ロマンティック
lily white(園田海未(CV.三森すずこ)・星空 凛(CV.飯田里穂)・東條 希(CV.楠田亜衣奈))
M22 Cutie Panther
BiBi(絢瀬絵里(CV.南條愛乃)・西木野真姫(CV.Pile)・矢澤にこ(CV.徳井青空))
M23 PSYCHIC FIRE
BiBi(絢瀬絵里(CV.南條愛乃)・西木野真姫(CV.Pile)・矢澤にこ(CV.徳井青空))
M24 錯覚CROSSROADS
BiBi(絢瀬絵里(CV.南條愛乃)・西木野真姫(CV.Pile)・矢澤にこ(CV.徳井青空))
M25 Angelic Angel/μ‘s
M26 輝夜の城で踊りたい/μ‘s
M27 だってだって噫無情/μ’s
M28 Hello,星を数えて/星空 凛(CV.飯田里穂)・西木野真姫(CV.Pile)・小泉花陽(CV.久保ユリカ)
M29 ?←HEARTBEAT/絢瀬絵里(CV.南條愛乃)・東條 希(CV.楠田亜衣奈)・矢澤にこ(CV.徳井青空)
M30 Future style/高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・園田海未(CV.三森すずこ)
M31 それは僕たちの奇跡/μ’s
M32 ミはμ’sicのミ/μ’s
M33 Super LOVE=Super LIVE!/μ’s
M34 No brand girls/μ’s
M35 KiRa-KiRa Sensation!/μ’s
M36 SUNNY DAY SONG/μ’s
EN1 START:DASH!!/μ’s
EN2 Snow halation/μ’s
EN3 Oh,Love&Peace!/μ’s
EN4 きっと青春が聞こえる/μ’s
EN5 MOMENT RING/μ’s
W-ENCORE 僕たちはひとつの光/μ’s
<4月1日公演>
M1 僕らのLIVE 君とのLIFE/μ’s
M2 僕らは今のなかで/μ‘s
M3 夏色えがおで1,2,Jump!/μ’s
M4 Wonderful Rush/μ’s
M5 友情ノーチェンジ/μ’s
M6 もぎゅっと”love”で接近中!/μ’s
M7 baby maybe 恋のボタン/μ’s
M8 Music S.T.A.R.T!!/μ’s
<メドレーパート(M9~M13)>
M9 ユメノトビラ/μ’s
M10 ススメ→トゥモロウ/高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・園田海未(CV.三森すずこ)
M11 Wonder zone/μ’s
M12 これからのSomeday/μ’s
M13 Love wing bell/μ’s
M14 Dancing stars on me!/μ’s
M15 Happy maker!/μ‘s
M16 WAO-WAO Powerful day!
Printemps(高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・小泉花陽(CV.久保ユリカ))
M17 NO EXIT ORION
Printemps(高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・小泉花陽(CV.久保ユリカ))
M18 sweet&sweet holiday
Printemps(高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・小泉花陽(CV.久保ユリカ))
M19 思い出以上になりたくて
lily white(園田海未(CV.三森すずこ)・星空 凛(CV.飯田里穂)・東條 希(CV.楠田亜衣奈))
M20 ふたりハピネス
lily white(園田海未(CV.三森すずこ)・星空 凛(CV.飯田里穂)・東條 希(CV.楠田亜衣奈))
M21 春情ロマンティック
lily white(園田海未(CV.三森すずこ)・星空 凛(CV.飯田里穂)・東條 希(CV.楠田亜衣奈))
M22 Cutie Panther
BiBi(絢瀬絵里(CV.南條愛乃)・西木野真姫(CV.Pile)・矢澤にこ(CV.徳井青空))
M23 PSYCHIC FIRE
BiBi(絢瀬絵里(CV.南條愛乃)・西木野真姫(CV.Pile)・矢澤にこ(CV.徳井青空))
M24 錯覚CROSSROADS
BiBi(絢瀬絵里(CV.南條愛乃)・西木野真姫(CV.Pile)・矢澤にこ(CV.徳井青空))
M25 Angelic Angel/μ‘s
M26 輝夜の城で踊りたい/μ‘s
M27 だってだって噫無情/μ’s
M28 Hello,星を数えて/星空 凛(CV.飯田里穂)・西木野真姫(CV.Pile)・小泉花陽(CV.久保ユリカ)
M29 ?←HEARTBEAT/絢瀬絵里(CV.南條愛乃)・東條 希(CV.楠田亜衣奈)・矢澤にこ(CV.徳井青空)
M30 Future style/高坂穂乃果(CV.新田恵海)・南 ことり(CV.内田 彩)・園田海未(CV.三森すずこ)
M31 それは僕たちの奇跡/μ’s
M32 ミはμ’sicのミ/μ’s
M33 Super LOVE=Super LIVE!/μ’s
M34 No brand girls/μ’s
M35 KiRa-KiRa Sensation!/μ’s
M36 SUNNY DAY SONG/μ’s
EN1 START:DASH!!/μ’s
EN2 Snow halation/μ’s
EN3 Oh,Love&Peace!/μ’s
EN4 どんなときもずっと/μ’s
EN5 MOMENT RING/μ’s
W-ENCORE 僕たちはひとつの光/μ’s
余談
1stライブからこのファイナルライブまで、全てのライブで披露された楽曲は「Snow halation」と「もぎゅっと“love”で接近中!」の2曲だけである。
あいにく、ライブ2日目の4月1日には入社式を実施する会社が多かった為、ファイナルライブへの現地参戦を涙を呑んで見送った新社会人も多くいたという。
ライブ観覧者の中には、芸能界きってのラブライバーとして有名なKis-My-Ft2の宮田俊哉、佐久間大介(前の仕事の都合によりアンコールから)、女優の志田未来、声優の尾崎由香、政治家の馳浩などもいた。
また、後に自身も同シリーズのLiella!の一員となるLiyuuもいたのは有名な話。
このライブより約1年前、NHK・Eテレの10代向け情報番組・『Rの法則』にてMCを務めるTOKIOの山口達也に「次は何を目指す?」と聞かれ、「目指せ!ドーム!!」と飯田里穂が答えていたが、その言葉通りにドーム公演が叶った形となった。
実はAqoursのキャストの9人もこのライブを観戦していた(大人の事情なのか、判明したのはかなり後の話である)。そしてこのライブの約2年半後、彼女たちもついにμ’sと同じく東京ドームの舞台を立った。
関連イラスト
YouTubeの視聴動画
関連タグ
過去のμ'sのナンバリングライブ
ライブ名 | 開催場所 | 開催日 | |
---|---|---|---|
1st | μ's First LoveLive! | 横浜BLITZ | 2012年2月19日 |
2nd(NY) | μ's New Year LoveLive! 2013 | 東京ドームシティホール | 2013年1月3日 |
3rd | μ's 3rd Anniversary LoveLive! | パシフィコ横浜 | 2013年6月16日 |
4th | μ's→NEXT LoveLive! 2014~ENDLESS PARADE~ | さいたまスーパーアリーナ | 2014年2月8日~9日 |
5th | μ's Go→Go! LoveLive! 2015~Dream Sensation!~ | さいたまスーパーアリーナ | 2015年1月31日~2月1日 |
Final | μ's Final LoveLive! 2016~μ'sic forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪~ | 東京ドーム | 2016年3月31日~4月1日 |