ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

上橋菜穂子による異世界ファンタジー小説守り人シリーズ」の登場人物である。『虚空の旅人』『蒼路の旅人』では主人公。

物語開始時11歳。新ヨゴ皇国の第二皇子だったが、精霊の卵の事件の直後に第一皇子が死んだため皇太子となる。

もともと気骨のある賢い少年であったが、数奇な経験による精神的成長を経たことにより、若くして名君の器と言われる。たまにナユグが見え、タンダのおかげで少しだけ呪術も使える。一時宮を離れ庶民の暮らしに触れたため、民を思う気持が強い。父帝との間には消せないわだかまりと相容れない気質の違いが、越えられぬ壁となっている。異母の弟妹がいる。

作中での活躍

精霊の守り人

初登場時11歳。終了時12歳。精霊の卵を体に宿す。

新ヨゴ皇国の第二皇子でありながら水妖に取り憑かれたとして、父帝に命を狙われていた。母二ノ妃の依頼を受けた女用心棒、短槍使いのバルサに連れられて宮から逃亡し、精霊の卵が孵る夏至まで、バルサ、タンダトロガイと共に過ごす。

最終章にて、兄死亡の知らせを受け、宮に戻り皇太子となることを決める。

夢の守り人

13歳。皇太子となっている。

花の力で夢に囚われた1人となる。バルサたちと過ごした日々を夢に見ていたが、タンダの助力で目を覚まし、タンダや目覚めぬ一ノ妃を救うために手を回す。

虚空の旅人

14歳。弟が生まれている。

サンガル王国の新王即位ノ儀に、シュガを伴って参列し、同年の第二王子タルサンやその姉サルーナと親交を結ぶ。呪術師と島守り達による王家転覆の陰謀を知り、巻き込まれたタルサンらを救うため、ロタ王やカンバル王と一時的に同盟するほか、シュガと共に呪術師と戦う。

蒼路の旅人

初登場時15歳。年明けに成人済。終了時16歳。

父帝とそりがあわず、疎まれている。タルシュ帝国と戦争中のサンガル王国に、海軍とともに送られ、捕虜となる。タルシュ帝国の密偵ヒュウゴによって帝国に連れていかれ、第二王子ラウルと邂逅する。帰国の折に、帝国の目を欺くために一計を案じ、北の大陸の同盟に向けて動きだす。

天と地の守り人

登場時16歳。最終登場時17歳。

ロタ王国にたどり着き、北の大陸同盟を目指す。

ロタ王に謁見し、同盟を打診する。バルサと合流しカンバル王国へ向かう。(第一部)

カンバル王に謁見し、ロタとカンバルの同盟を打診。そこに新ヨゴも加わり、援軍を率いて旅立つ。(第二部)

ロタ王国を経由し軍を率いて新ヨゴ皇国に帰還。タルシュ帝国の侵攻を食い止めると共に、天変地異を警告。父帝と決別する。(第三部)

容姿と性格

きつい眉と鼻筋は父に似る。よく動く黒い瞳は母親似。

南の大陸に由来する伝統的なヨゴ皇族の顔をしている。

気骨があり、率直。鋭い知性と人を思いやる感性を持つ。気性は激しく、作中では炎や火の玉に例えられる。

国が抱える欠点や歪みを見過ごせず、帝や老臣と対立するが、一方で若者を中心に支持者も多い。

皇族であるにもかかわらず、バルサたちと過ごした経験から、宮の外に対する穢れの意識がない。また呪術への嫌悪感も持たない。

演者

CV(ラジオドラマ):大久保祥太郎

CV(テレビアニメ):安達直人

演(テレビドラマ):小林颯(1章)、板垣瑞生(2.3章)

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • クロスオーバー

    攻める者、攻められる者(後編)

    前作の続きです。 終わりがやや不安ですが、よんでいただければ幸いです。
    12,170文字pixiv小説作品
  • 主従綺譚

    とわをあゆむ(綺譚10)

    【注意】 ・「綺譚5」「綺譚11」に続く流れです。(5→6→11→10という時系列です)。 ・「ヒュウラウ」の「腐向け」として「ヒュウラウの結婚披露宴」。ようやく到達。 ・同時に「チャグム→ラウル」あり。明確です。プラトニックで真摯かつ積極的なチャグムです。真剣に前を向いてラウルに告白、でも出来上がってるヒュウラウCPを崩せるわけもなく…という。献身的にチャグムに仕えるジンと、チャグムからの無茶振りに最善を尽くそうとするシュガ…はこれまでどおり。 ・吹っ切れた「ヒュウラウのラブコメなゴール」を明るく大真面目に目指したのですが、読まれる方々それぞれの受け止め方があり得ると思います。「三角関係とかそもそも苦手」という方もおられるかと…その場合はごめんなさい…自衛をお願いいたします。 ・ですから「チャグム推し」の方には「地雷」ありえます。ご注意を。弊社の綺譚『3』や『5』で書いてきたチャグムと芯は変わってなくて、弊社的には「こういう在り方」も「チャグムらしい」のでは!という応援したい気持ちと真面目な考察に深入りしたあげくの展開ですが、「地雷だ」と思われたら速やかに自衛されますようお願い申し上げます。(もしも少し読んでしまって傷つかれる方がおられたらごめんなさい…その傷が浅傷にとどまりますように…と願います)。 ・チャグムのことを変わらず大好きなジンやシュガ、そしていつでもチャグムを迎えいれるタン&バルがいてくれるから、これはチャグムにとって unhappy ending では決してなく、むしろ「ひとつの成長譚」という認識に近いのですが…受け止め方はいろいろです…ご無理なさらぬように自衛されますように…と重ねて願います。 ・本日「最終2場面(10と11)書き足し」と「後半の加筆」upしました。「10 チャグムとタンダとバルサ」及び「11 セナとラウルとヒュウゴ」です。(20220102)。 (ここから下は作品読了後あたりにお読み頂ければ;) 【補足】 ・ドラマの最終場面から七年経過…という設定。ヒュウゴやジン、チャグムやラウル、それにシュガの「らしい」台詞とか仕種とかいろいろ考えてたら。こういう方向に。 ・「さらに一年後」の「帝都」の場面こそ実はいちばん書きたかった情景。弊サークルは「場面を見たい!」という妄想から始まりがち。「真昼の陽光の下で祝福されて歩むヒュウラウ」の幻を見て、それを成立させるまでにはどんな物語があり得るだろうと考察を始め…幻を情景として書き出すところまでたどり着いて嬉しかった…と言いつつこの場面も11月のupで書き足りてなくて。1月で加筆しました。そのあとの2場面でバルサとセナがそれぞれ力強く状況を受けとめてくれたのは書いていてちょっと驚きでした。最終的にもともとの想定以上にドタバタしたテイストのエンディングに到達して、書きつつ胸がぐるぐるしました。 【蛇足】 ・書いていてものすごく楽しかった。きっかけは「ラウルのことを対等に名前呼びできるのは誰だろう?」という考察。ドラマの「大好きな場面」をいろいろ思い出して…「チャグムならラウルと対等になれる?」…と仮想したら、七年の歳月を経て少年から若者へとたくましく成長してきてそれでも眸のまっすぐさは変わらない健気でしなやかなチャグムの姿が思い浮かび、書いてみたくなり。考察をさらに進めるうちに妄想が走り出して…え?と思いつつも書いていくうちに…こんなことに。なお LongWalkToForever という副題は K.V.Jr. の短編から。骨格を頂きました。 ・聖導師シュガとヒュウゴの対話とかも妙に緊張感あったり、シュガはどこまでもチャグムのこと大好きだから…とか感心したり…前半のジンや後半のセナが良い奴だったり…そういうのも楽しくなってきて。 ・11月upまでに時間かかったのは、秋の初め頃この方向(チャグム登場)に決めて書き始めるまでの数ヶ月間に、いろいろと違うヒュウラウ物語を書き始めては頓挫するのをくりかえしてたから。 ・2月以来映画『あのこは~』の幸一郎と大河『青天』の喜作がラウル王子のなかに揺れて動いて融けて窯変して…楽しくて…数ヶ月、行きつ戻りつ…もどかしい…でも楽しい…だけど苦しい…そしてやはり楽しい…。タルシュ帝国と新ヨゴ国を旅しては妄想ぐるぐる。思い返せば限りなくいとおしい日々です。 ・文体不安定は試行錯誤の途上ゆえ…とご容赦下さい;; ・どこか少しでもお楽しみ頂ける方がおられたらと祈ってupしています。 ・アクセスいただいて微増する数字に気づく時、そしてブクマいいねコメント等をいただいて通知に気づいたりする時など本当に本当に嬉しいです。「どなたかに何かが(何であれ)通じてるようだぞ嬉しいぞ」と励まされて心震えて気持ちがあたたかくなります。ありがとうございます。ヒュウラウ沼まだまだ続きそうです。自分が書いていて楽しい&読んでいて楽しい!を弛むことなく踏みしめて行きたいなあと歩いている…そういう感じです。
    43,980文字pixiv小説作品
  • 主従綺譚

    橋を今は渡らずに(綺譚3・side光扇京)

    「星読のシュガ」視点。「山影橋」のたもとにて。「綺譚2」の直後のチャグムと、彼を支えたいシュガ、彼らを見守る狩人のジン…です。カプ要素なし。
  • 鳥籠はどちらの物か

    ドラマ版のラウル殿下最高かよ!とたぎり、チャグム可愛いのに芯の強さが垣間見えるあの瞳にやられ、原作を読み、更に萌えてしまったのですが、 どうにか二人が幸せになれる道はないのか?と、 妄想が膨らんだ結果の未来です。 チャグムがもしも違う道を選んでいたら…という、完全なパラレルワールド全開なお話なので、そういうのが苦手な方は今すぐブラウザでバックされる事をオススメ致します。 ドラマ版のラウルのセリフの中にあった彼の中の「虚しさ」っていうワードが凄く心に残っていて、大国に生まれたが故の生き方だったり、彼の抱える虚無感みたいなものは、埋まらないままなんだろうなぁ…と思うと、チャグムも帝からあれだけ疎まれていたけれど、母上やお祖父様、シュガやバルサ、タンダとの関係性の中で愛情や人との絆を知っていった子だから、無意識にラウルの心の虚無感に気付いて少しずつ埋めてあげてくれたらなって思ったらこうなりました。 チャグムが反発心を持っていながら、二人の心が寄り添うまでのお話も書けたらいいなぁと思うのですが、とりあえず書きたいところだけ書いたので出してみることにしました。 ラウル×チャグムのお話、誰か書いてくれませんか?!(本音)
  • 主従綺譚

    猫と呪術師(綺譚5)

    「ドラマの後、彼らがどうしてるのか見られたら!」と希求する思い余って。妄想の暴走。  腐向け(ヒュウラウ)ご注意下さい。 (綺譚4から続く流れ) (カプ要素あっさりと明確) (軽い…というかラブコメかと) 「セナ」「バルサとタンダ」「チャグムとシュガ」「トーヤとサヤ」など。みんなそれぞれあの後を「らしく」生きているよね?と妄想しつつ、書くうちに「トロガイ師」に引きずられた感あり…さすが大呪術師。(甘いヒュウラウなのは間違いないが;)  叙述描写等々には、様々に不足な部分ありますご容赦くださいませ;…不定期に少しずつ修正&書き足しを入れてみてはおりますが…広い心でご笑納頂ければ…と;; 【蛇足:以下、冗長なうえにネタバレあり。作品読了後にでもお読み頂ければ…です】 (「ドラマ最終話のトロガイ」に触発されて?原作小説様『夢』『虚空』からの妄想入りました。ドラマには『夢』の「トロガイの過去話」は1ミリも入ってなかったけど最終章最終話のあれは『夢』で描写されてるトロガイを少しだけでも映像にという密かな試みでは?と思ったりして) (原作小説様『風と』の薬草師の台詞「…旅をしたいな」からのinspireも否めません。ご容赦を)。 (トーヤとサヤは「原作小説様『天と地』での再登場のさらに後日談」としてイメージ。ドラマ第一章での二人が個人的にイメージどおりだったから、最終章とかで再登場してくれたらいいなみたいに思って見てたのでしたが…;。画面には登場しなくても、地に足をつけて二人は生活してる。ラウやヒュウと彼らとの対話とかもあったらいいな…とか思うこと多いのです) (「頼まれ屋のトーヤ」とか「四路街のマーサさん」とか、そういう原作小説様の「市井の人々」の姿を、ドラマ化での「限られた尺」でも描いてくれてたそのN○Kの「心意気」みたいなものが、弊サークル的には嬉しかったのかもしれない。です) (さらに思い返してみると。ドラマでは原作小説様からの作り替えが大きくて、特に最終章「闇の守り人」「天と地の守り人」パートの視聴時には「カンバルもタルシュもこの重要人物(つまりユグロとかアイオル様とか)をカットするの?!」というびっくり!がいくつも。加えて新ヨゴ国でも「ラドウ大将の弟カリョウ」が登場せずに…という…ええっ?それでどうやってこの「守り人・旅人」世界の歴史を語れるの?とか一時的に不安になったりもして…それで原作者様のサイトとかを読み漁ってああそういうことか…とさらに深いところで感動したりして。) (ただ、もうこれは「守り人シリーズ」全体を原作とした「二次創作」の「作品」なんだよね?とドラマを受けとめてみたら、なるほど、すっごい贅沢で濃密な二次創作作品じゃん!という楽しさが湧いてきたりしたわけです。(「バルサの物語」と「チャグムの物語」を組み合わせ響き合わせながら12冊の原作の世界をドラマ22話で映像化する、場面ごとの情報量の濃度高すぎなのも否めない二次創作) (そのドラマをベースとしてさらに二次創作してる弊サークルの活動とかって…?…みたいな気分ですが。でもこれがこれで楽しい!のだから。そういうものです。) (時折、原作小説様を読み返すと、ユグロがいてぞわぞわしたり、ラドウ大将がああいうキャラだったこととか…しみじみと…という感じです。あの厳しい現実をバルサとチャグムに突きつけていく『闇』と『天と地』の展開の深さ凄絶さも映像化で見たかったなあ…とそういうときに思います。いっそ1年間の日曜夜ごとの大河ドラマ枠とかで、思いっきり時間をかけて作ることが可能だったなら、ああいう「歪んだ魂の醜悪さ」や「ままならない世界の流れの惨さ冷酷さ」みたいなものまで垣間見させるような作品にもなり得たのかも知れないのにとか。思います。) (そう。つまり。万一ですが、「原作小説のみ」の方が今ここで弊サークルの二次創作を読まれたりすると、特にこの話の「ラドウ大将とラクサム」とかはきっと違和感だらけかなあ、と思うのですが、それはそういう「ドラマでの物語展開」をベースにしているゆえの、とご理解頂ければと思います。) (そう言いつつも。その一方で。きっとあの「22話でのドラマ化」という「制約」がなかったらタルシュ帝国パートのあのような「語り替え」はなかったかもという気がするしそうだったとするときっとラウル王子の「ああいう造形」とか「絶妙な陰影ある表情」とか「密偵ヒュウゴを傍に伴いつつも前線へ皇帝に命じられて出陣するという大胆な展開」等々は生まれ得なかったのかも。と思ったりもしたりするので「あの限られた長さでのドラマ化なればこそのヒュウラウ沼出現」とか気づいてみると感慨深いものが…巡り合わせとは不思議なものですねとか思ってみたりします。閑話休題。) (今回のは常にも増して混沌と;いろいろと妄想が広がったきり畳めていません;;しかし書いていて楽しかったのも事実) (この後を畳みたいという思いはあります。ヒュウラウ的にも、チャグムやシュガのことも。妄想のしゃぼん玉がいろいろとゆらゆらきらきらするのを眺めながら「どこから」畳む?と試してみている進行形な現在が、でも実は地味に楽しい…済みません…待っておられる方いたら申し訳な…;;) (子猫3匹は「綺譚4」に続き『うつせみに結ぶ』が抜けなくて…からの「空飛び猫」は、U.K.ル=グウィン様混入(but巨大化するとか明らかに暴走)。節操なき妄想のもつれあい何卒ご容赦くださいま…) …何か少しでもお楽しみ頂ける方おられるなら、嬉しいです。
    37,272文字pixiv小説作品
  • 秘めた想い

    音楽劇見て、再燃してシリーズ読み返してたらこうなりました。が、時間がなくて中途半端なまま放置。諦めてこのまま載せます。 機会があれば続きを考えるとします。 チャグム×シュガ。 シュガは自覚し、チャグムは無自覚。 時間的には虚空の旅人の最初の方。 原作のシュガ、文字通り死ぬほどチャグムが好きじゃん……!! 2人とも、見た目や地位に反して意外と大胆なところが好きです。 児童文学でこんな妄想して、上橋先生ごめんなさい。 二次創作初めて書きました。多めに見てください。
  • 心優しき歴史の守り人達

    心優しき歴史の守り人達 12

    注意 年齢、口調、設定等、捏造多数発生中
  • 春といのち

    守り人シリーズ、すべてが完結した後の世界を妄想した「その後の」の続編です。 かならず、「その後の」を読んでからお読みください。 近日中に挿絵もアップする予定です。
    12,271文字pixiv小説作品
  • その後の

    「天と地の守り人」のあと、というか「春の光」よりも後のことを捏造。こうだったらいいな、という希望も含めて。 こどもが親を選ぶ、というのは本気で研究しているお医者さんもいるくらい、まことしやかな?通説です。 2016年6月、続編「春といのち」もアップしました。

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

チャグム
3
編集履歴
チャグム
3
編集履歴