概要
先住民ヤクーの生まれ。伸び放題の白髪に皺だらけの顔をした醜い老婆。
原作小説精霊の守り人初登場当初の年齢は約70歳。
(実写版に関する一部ネット記事では200歳超という記述もあったが、ドラマ化に際しての設定変更か誤情報かは不明)
各地を放浪しており、接触は難しいとされているが、新ヨゴ国の都では高い評判を持つ凄腕の呪術師であり、二ノ妃は息子のチャグム皇子を救うために彼女に文を出している。
また、純粋な体力・戦闘能力も卓越しており、優れた暗殺者である宮廷の《狩人》達を手玉に取れるほどの実力者でもある。
後に星読博士のシュガもトロガイに師事し、呪術や異世界「ナユグ」の事を学ぶことになった。
色々な意味で人間離れしてはいるが、所持金に余裕がある時には酒や美食を嗜むなど、俗っぽい面もある。
ちなみにト・ロ・ガイとはヤクーの言葉で『地上の民』を意味し、原作では水の民ヨナ・ロ・ガイがタンダを『若いト・ロ・ガイ』、呪術師トロガイのことは『老ト・ロ・ガイ』と呼んで区別した事がある。
また、アニメ版では容姿が大きく変更されており、原作における、麻の貫頭衣を紐で結んだだけの粗末な服、細い目と伸び放題の髪などの特徴はむしろ逆になっている。
実写版の演者は高島礼子。
放送当時五十代になったばかりで美人女優として知られていた高島が醜い老婆役を演じるという事で、各メディアで話題になった。
皺だらけの顔を作るための特殊メイクには初めての時で五時間ほど必要とし、放送が進んでメイク担当が慣れてきた頃でも三時間ほど掛かったという。