概要
『俺、ツインテールになります。』の登場人物。
津辺愛香の変身した姿で、トゥアールから譲り受けたテイルギアを着装する。前任者からのお下がりであるため、ある特定の部位が若干寂しい印象を帯びている。
原作1巻後半において苦戦するテイルレッドを救うべく初陣に臨み、敵エレメリアンを一蹴する活躍を見せた。見せはしたのだが…。
戦士として
長槍「ウェイブランス」と水属性の攻撃を武器として戦う。必殺技は「エグゼキュートウェイブ」。
本来はスピードに特化した代物だったが超攻撃力をもった愛香が装着したことでより攻撃的な戦闘スタイルに適した形に変化しているとのこと。
属性力はテイルレッドに譲るものの、属性玉変換機構の活用と武道で鍛えた高い身体能力はそれを補って余りある。
後に機能拡張の改良を施されるが、その結果目を光らせながら口から光線を吐き敵を殲滅するというヒロインどころかもう完全に怪獣ポジションの技を獲得した(ちなみに原作5巻の地の文でも「人の真似を出来るだけで悪鬼そのものではないか」と表現されているほど)。
作中での人気
「最強(凶)と目される戦闘力」を有する一方で「世間での人気」は無いに等しい。
外見そのものは(ツインテールも含めて)最良の部類なのだが、敵対する相手には容赦しない高い攻撃性が災いして、敵はおろか一般社会からも猛獣扱いされてしまう始末。ハリウッドで映画化された際、彼女の役にはなぜか筋骨隆々たるアクションスターがあてられたというから作中世界での扱いも推して知るべし。
なおこのアクションスター俳優 デック・ニールソンは劇中テイルブルーの正体を知る者以外ではほぼ唯一と言っていい彼女へ好感を抱いている人物であり、密かに来日し偶然間近でテイルブルーの超戦闘を目撃しても恐れず、むしろ純粋にかっこいいと評価するという、ブルーにとっては仲間以外での最大の理解者である。
その他、総二がツインテール属性を失っていた際には総二と偶然再会、彼と総二の会話がテイルレッド復活のカギとなる、アルティメギル首領の策により心を折られたツインテイルズの前に映画の衣装を着て駆け付け、ツインテイルズを鼓舞するなど作中では重要な役割を果たしている。
強化形態
エターナルチェイン
原作8巻でブルーが会得した強化形態。テイルギア全体のシルエットがより先鋭化され、各所にブレードを想わせるパーツが追加される。この形態での最大の特徴はエレメーラオーブをノータイムで使用可能かつ、3個以上(最大7個)同時に使用可能になったことで、使用者の戦闘センスもあいまってあらゆる状況に対応することが可能になった。さらにこの形態では現在進行形で対峙している敵の特殊能力すら使用でき、只でさえ鬼のように強いブルーが一層手がつけられない領域の戦士に進化することとなった。
必殺技はウェイブランスの上位武器「ウェイブランスエクシード」の全力投擲「エクストリームウェイブ」と、エレメーラオーブ7個同時使用状態で放つ、関わりの深いトリケラトップギルディ/オーガギルディの「幼馴染属性」のエレメーラオーブの時空干渉効果を加えたエクストリームウェイブを、ラフレシアギルディの「匂い属性」を要石として放つ回避不能・同時7回攻撃「エクストリームウェイブ・スターダスト」。
その他に、イエロー・アブソリュートチェインとの連携で敵をドーム状の結界に閉じ込める「リフレクション・ギガバースト」、ツインテイルズのレギュラーメンバー全員での、空間ごと相手を封殺する最強の防御結界「リフレクション・エクサバースト」、歴代のブルー用テイルブレス使用者による合体技「トライアードビロウズ」が存在する。
フューチャーチェイン
強化変身デバイス「アドミニクスクリッパー」を用いて、単独での派生変身が困難なテイルホワイトの補佐役として変身する連携戦専用形態。
スペックそのものはエターナルチェインを下回るが、ホワイト・フューチャーチェインに不足しているフィジカル面でのパワーアップでホワイトの戦闘補助を行う。
必殺技はホワイトと槍による同時攻撃を行う「ハーモニクスアヴァランチャー」。