概要
「絶望に行き逢うとは……哀れな」
CV:石川英郎
討滅戦イベントに登場する星晶獣の一体。ヤウス書という謎の物体を手にしている。討滅戦の他、パンデモニウムに「オリジン」がおり、天司に関係がある可能性を持つ。
討滅戦おなじみの喋る星晶獣であり、とにかく「絶望」「闇」「深淵」という言葉を多用する。「深淵」の理解者であり、愚かにも深淵を覗いてきた主人公に絶望を教えるために立ちはだかる。
力試し組であるイフリートやウォフマナフと違い、撃破時は「終焉は誰も逃さない」という意味深で警告めいたセリフを残して去る。
召喚効果は攻防ダウン。
強さ
肝心な本体は大して強くない。というか全体攻撃の「暗獄のイデア」は威力が低く、追加効果も攻防小ダウンというあんまり問題にならない物だが、問題はヤウス書。
「葬咎の歌」はアンデッドと睡眠を付与してこちらの攻撃と回復を制限してくる。しかも睡眠中はダメージが増えてしまう為、クリア役がこれで落ちてしまったら一気に苦戦になる。
この他に「真黒の焔」「闇の淀み」といった攻撃を駆使するためかなり厄介。ゴリ押しできないのであればマウントとクリアを持っておこう。
ヤウス書が強力な上に、デフォルトのターゲットがディアボロスである都合からオート戦闘との相性が非常に悪いという特徴を持つ。
ゼノ・ディアボロス
「我を喚ぶは貴様らか」
完全上級者イベント「撃滅戦」にて登場した、六道の力を宿した「ゼノ」シリーズの一角。撃滅戦イベントの五番手であり、満を持して現れた闇の六道である。
容姿に関してはまずは一言。どうしてこうなった。今までのゼノシリーズは人型になったり、大して変わってなかったり、多く変わってもせいぜい頭が1個増えただけ…だがやつは弾けた。こいつは人から獣になっていた。
外見は完全に魔物になっており、背景には巨大な剣が付きたてられ、そこに巻きつかせられるように彼に枷鎖が掛せられている。そのため戦闘していると偶に鎖のジャラジャラとした音が出る。彼のチャームポイントであったヤウス書はオーバードライブ、形態変化する時で出現し、戦闘が進むと巨大化していく。
強さ
非常に厄介。通常攻撃で「汚染」が付与される事があり、この効果を残すままターンを進むと「ディスペイン」で素受けで1万越えの大ダメージを与えると同時に汚染を「闇の浸食」に書き換え、1000以上のスリップダメージを1ターンの間付与する。この他に「ナイトメア・フォール」による睡眠・奥義ゲージ減少、「ヤウスの脈動」によるDA強化も厄介。
でもこいつはこれでは終わらない。
「もっとだ…もっと…!」
HPが50%を切ると第二形態になり、モードゲージがリセットされる。そして枷鎖を引きちぎる。この状態でも汚染状態に加え、「エニグマ」による多段攻撃もある。麻痺が有効なのでここで一気に畳み掛ければ行けるが…
「ぐぉ…ぐぅぉおおおおお!!」
HPが20%を切ると第三形態になる。ヤウス書は巨大化し、ゼノ・ディアボロスをも押しつぶされたように苦しく見える。
この状態では汚染状態が掛けないが、攻撃が全体攻撃になり、「葬咎の歌」でこちらのHPを割合無属性ダメージで削ってくる。麻痺も無効になってしまうが、代わりに睡眠が有効になる。
ゼノの余談
HPを20%切り、ヤウス書が巨大化した時、彼はココで「抑えきれぬゥゥッ!!」と発言する。深淵と終焉の理解者たる自分が闇の力に耐えられなっているのだ。
これまでの「ゼノ」は全員がその力を我が物としたのに対し、彼だけはその力に文字通り溺れかけるのである。撃破時には悔し紛れのように「闇は何物にも染まらぬ」という発言を遺す。自分が一番理解していたと思うモノに呑まれた挙句、それを理解していないだろうと下に見ていた者達に救われたのであれば、感謝よりも屈辱の感情がでるのは仕方ないかもしれない。
その彼も、他のメンバーに遅れはしたが2021年5月開始の撃滅戦においてゼノ召喚石が実装される事になった。入手手段がかなり限定されるため、イベント開催中に回収しておきたい。
エクス・ディアボロス
2024年5月22日より開催された神滅戦ラストの1枠。バトル突入前にはアビリティ8回という予兆が飛んでくる。最低レベルでも問答無用で、更に言えばレベルが高くなってくるとこれとは別に予兆なし行動も仕掛けてくるというおまけ付き。
これを解除できなかった場合、「ディエス・エレ」というアビダメダウンのデバフ+被ダメージ一定値減少するフィールドを展開するので、予兆解除は必須と言えるだろう。アビ未使用で殴るだけフルオートは危険なので、ここだけは面倒でも手動でアビリティを使用して解除したい。
ゼノ時のディアボロスが何らかの力で進化したかのような外見をしているが、ある意味でも見掛け倒しと甘く見ていると痛い目を見るかもしれないのが、エクス・ディアボロスと言えるだろう。
エクス武器は「神杖エクス・ハマルティア」で杖である。マナダイバーやパナケイアで必要となるかもしれないが、最低でもトレジャー交換で入手できる1本は確保しておきたい。
(ドロップも確認されているが、確率は低いのでトレハン必須)
余談
ちなみに、六道とは仏教用語。仏教版天国と地獄(とその中間世界いくつか)の事である。この六道にあてて考えられているのか、討滅戦のボスはソースの宗教や神話が違えど、そのいくつかは天国もしくは地獄に関わりのある存在が多い。
ディアボロスとは「Diabolus」といい、悪魔を指すラテン語。宗教において悪魔の役割は身もふたもない意方をすれば「人を誘惑し、地獄に落とす」ものである。
仏教で言えば煩悩を煽り、キリスト教で言えば堕落を促す存在であり、それらに打ち勝ち、悟りを開けるか、神への信仰がブレずにいれるかで死後の天国地獄行きが決まるのである。そういう意味では闇の酸いも甘いも知っているだろう彼は適任かもしれない。こいつは呑まれたけど。
Shadowverse
同じCygames制作の対戦型デジタルカードゲーム『Shadowverse』では、グランブルーファンタジーをテーマにしたカードパック「十天覚醒」にて参戦した。
カード名 | ゼノ・ディアボロス |
---|---|
種類 | フォロワー |
クラス | ヴァンパイア |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 7 |
進化前 | 攻撃力:10 体力:2 |
能力 | 結晶 3; カウントダウン 7 |
自分のターン開始時、自分のリーダーを1回復。自分の残りEPが相手より多いなら、このカウントダウン を1進める。(進化可能でないターンの残りEPは0) | |
ラストワード ゼノ・ディアボロス1体を出す。 | |
---------- | |
ラストワード 復讐 状態なら、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに4ダメージ。渇望 状態なら、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに4ダメージ。狂乱 状態なら、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに4ダメージ。 | |
進化後 | 攻撃力:12 体力:4 |
能力 | 進化前と同じ能力。 |
CV | 石川英郎 |
収録セット | 十天覚醒 |
※結晶…プレイするのに十分なPPがなく、自分の残りのPPが結晶の値以上なら、結晶能力のみを持つアミュレットとしてプレイできる能力。
※カウントダウン…アミュレットに設定された数字がターン開始ごとに1減る能力。0になると破壊される。
※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。
※復讐…自分のリーダーの体力10以下で発動する能力。
※渇望…デッキから手札に加えたカードが2枚以上なら発動する能力。
※狂乱…自分のターン中に自分のリーダーがダメージを受けた回数が7回以上なら発動する能力。
星晶獣であることを再現した結晶能力を有する。能力により、主に後攻だった場合カウントダウンが進みやすい。おまけに自ターン開始時に体力を1回復してくれる。
本体はラストワード能力によって、ヴァンパイアクラスが持つ3つの状態が掛かっている数分だけ、「相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに4ダメージ」という強力な全体ダメージを放つ。
3つの状態をまとな手段で同時に発動させるのは難しいが、契約の碑文というカードを用いれば一気に達成することは可能。
また、10/2(12/4)という攻撃力に偏った非常に極端なステータスを持つため、両雄激突とも相性がいい。
関連タグ
グランブルーファンタジー グラブル 星晶獣 絶望 悪魔 討滅戦(グラブル)
コロゥ ウォフマナフ イフリート(グラブル) コキュートス(グラブル) サジタリウス(グラブル) ケルベロス(グラブル) フェンリル(グラブル) 討滅戦仲間
ザザ(グラブル):中の人繋がり。
ニュージェネレーションズ:2020年6月の現状でゼノ戦では投入できないが、通常ディアボロスでは予想外の活躍をしそうなアイドル3人組。周回でレベル上げを行うのも手。
2年生組:こちらもサイドストーリー入りした2020年9月の段階でゼノ戦投入は不能だが、こちらもアビリティ的な意味で活躍が期待できるスクールアイドル3人組。トレジャー回収を兼ねてレベルアップがおすすめ。
ボーボボ:エイプリルフールイベントで突如参戦し、更に言えば今回のゼノ戦から投入可能。ディスペル等の部分は他のメンバーでフォローする必要性があるが、フルオートとも噛み合うので可能であれば投入をお勧めする。