データ
- 身長:52m
- 体重:150t
- 出身地:火星
概要
宇宙鉄面党が開発したロボットで、鉄面党火星基地で待機している。
両腕は刃物のようになっており、ロボット電送機を利用したテレポーテーションで翻弄する。また顔に当たる部分からは4つの顔が隠されており、それぞれ火炎放射の「火炎面」、溶解ガスの「破壊面(顔の左側に大穴が在り、そこから緑色のガスを出し建造物を『水に浸けた角砂糖の山の如く溶かした(比喩でも何でも無く実際にこの方式で撮影)』)」、冷凍液の「冷凍面(ブタ鼻にも見える口の2基の噴射口からガス状の冷凍液を放つ)」、ミサイルの「火薬面(両目の瞳に見える部分と口に当たる二組の四角いマスに束ねられた発射管から曳光弾による表現のミサイルを連射)」となる。参照
火炎面の右目が弱点だが、テレポーテーションで躱す為、まともに攻撃を当てることも難しい。
第37話にて富士山麓で訓練中のレッドバロンとSSIの前に破壊面の姿で出現。バロンを翻弄して姿を消す。
直後、火星から届いた紅健太郎博士からの手紙とその「同封物」を切っ掛けに火星に向かったレッドバロンを宇宙で捕らえ、火星に連行してしまう。
第38話冒頭、火星でレッドバロンと戦うが、その際スペースウィングスを冷凍面で凍結後、火炎面の攻撃で破壊(ニューバロンニウムをも低温脆性で劣化させた上で急激に過熱させるとは・・・そりゃ壊れるわ。ただ、火炎自体が20万℃の高温プラズマの可能性も在る)、バロンを火星に閉じ込める。その後SSIに降伏勧告を行う「鉄面党セールスマン:地球0321号」の作戦に協力して地球に出現、4つの顔の武器機能を駆使して都市破壊を敢行した。
第39話では紅健がギラスQを破壊した事で紅健太郎博士が正気を取り戻すと共にバロンから抜き取った動力を健に返還。「フォボス惑星ミサイル」に囚われたSSIと熊野警部達を救うべくフォボスに向かおうとするレッドバロンと戦い、テレポーテーションで翻弄したが紅健太郎博士に移動装置を止められ、プラズマビームに倒れ起き上がった所で火炎面の右目にバロンパンチを食らい暴走、静止(顔は冷凍面)した所にレインボーショットを受け爆散した。
その後レッドバロンは健太郎博士の駆る「スペースバス」とドッキングしてフォボスに追い付き、惑星ミサイルの軌道を火星に向けて脱出に成功。宇宙鉄面党は壊滅する事となる。…火星その物がエラい事になってそうな演出だったのだが…。
余談
顔の切り替えは本編では「回転」とされているが、実際には「それまでの顔が下方にスライドして収納された後、入れ替わる形で別の顔がせり上がる」方式である。
どうも4面を実際にまとめたターンテーブル状のギミックを当初は想定していたが、火炎やらガスやらの表現の為の仕掛に不都合が在り、スライド式に変更された様だ。
レインボーショットは第38話でも喰らっているが、テレポーテーションにより無効化している。…ただミニチュアは実際に爆破されている為、当該シーンは最終決戦時の爆破を別アングルで同時撮影した物を事前撮影したミニチュアの画像とダブらし合成していたらしい。
とは言え、地球上でも爆破されたシーンが有る為、どうも爆破用ミニチュアを複数用意していたようだ。