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概要編集

ナイトシティのアラサカ・アカデミーに通っていた17歳の少年。

息詰まるような毎日を送っていたが、とある悲劇をきっかけに強力なサイバーウェア・「サンデヴィスタン」をインストール(移植)することを決意。

紆余曲折を経てルーシーと名乗る謎のネットランナーの少女と出逢った彼は、やがて街の傭兵「サイバーパンク(エッジランナー)」の一人として、危険な生死の崖っぷち(エッジ)を駆けるアウトローの世界へと踏み込んでいく。


サイバーパンク:エッジランナーズ』は、そんな彼が夢と絶望の街・ナイトシティでどのような軌跡を歩むかの物語である。




プロフィール編集

ナイトシティのサントドミンゴ地区出身の17歳。

救命救急士である母グロリア・マルティネスはデイビッドの能力に可能性を見出し、高額の学費を過重労働で負担して、ナイトシティを牛耳るメガコーポの一つ『アラサカ』が運営する幹部候補生学校アラサカ・アカデミーに通わせていた。

デイビッドはアカデミーではトップクラスの好成績を収めていたが、コーポの子息が大半を占める教室では反りが合わずに浮いており、夢も目標も無く、アパートの家賃どころか洗濯(有料)すらギリギリな生活の中、虚無的で閉塞した日々から逃避するように知り合いのリパードクの流す過激な違法ブレインダンス(BD)に耽溺する毎日を送っていた。


そんなある日、アカデミー用ハードウェアのアップデート(有料)ができず、デイビッドはリパードクを頼って違法改造を受けるが、その誤作動によってアカデミー全体のシステムをダウンさせてしまい、これによって彼へのいじめと身分差別が加速。

さらにアカデミーに謝罪と補償のために呼び出された母との帰り道で、たまたまギャングの襲撃による銃撃戦に巻き込まれ、母を喪う悲劇に見舞われてしまう。


母とそれまでの生活の全てを喪った上に負債まで負わされて行き詰まりきったデイビッドは、母の思いを侮辱したクラスメイトに仕返しすべく、母がサイバーサイコの事件現場で密かに着服していた遺留品の「サンデヴィスタン」をインストールすることを決意。


「サンデヴィスタン」の能力でクラスメイトを殴り倒し、ついにアカデミーにも居られなくなったデイビッドであったが、やがて謎の美少女・ルーシーと出逢ったことで、その運命は大きく変転することになる。


性格編集

本来は家族や仲間をなによりも大切にし、他者を気にかける心優しい性格の少年である。しかし、アカデミーに通っていた頃は境遇の悪さからどこか投げやりで斜に構えた態度をとりがちで、人間関係のトラブルが絶えなかった。

その逃避として過激なBDを好み、知り合いのリパードクから違法の裏BDのブローカーを請け負う見返りついでに供給を受けていた。

その過激さは常軌を逸し、サイバーサイコシスを発症した傭兵から抜き取った最期の戦闘記録を基にするものまでも楽しんでいた。とは言っても性状は年齢相応で、うっかり観せられたポルノの裏BDに大慌てしたり、魅惑的な少女に惹かれたり、実際の命のやり取りに恐怖心を感じる普通のものだった。


傭兵として死と隣合わせの生活に身を投じるようになってからは、仲間達と過ごす中で生きる充実感を得るようになったためか、逆に本来の優しさが現れるようになる。


上述のようにシビアな人生を歩んできたためか、良く言えば現実的だが、悪く言えば現実しか見えないタイプの冷めたリアリストである。

ために、「自分の夢」というものをどうしても持てず、アカデミーに嫌々ながらも通い続けていたのも、将来デイビッドが何不自由なく暮らせるようコーポに入社させて「アラサカタワーのてっぺんから街を見下ろすような男」にしてやりたいという「母の夢」を汲んでのこと。

だが、ルーシーと出逢い、彼女の「月に行きたい」という夢を聞いてからは、「ルーシーを月に連れていく」ことが彼の夢となっていく。


炭酸が苦手。


戦闘能力編集

先天的にサイバーウェアに対して極めて高い親和性と適性を持ち、知覚と身体速度を一時的に加速するサイバーウェア「サンデヴィスタン」を脊椎にインストールし、傭兵の中でも頭ひとつ抜けた身体能力を武器とする。


サンデヴィスタン自体は戦闘用サイバーウェアの中でもごくありふれた初歩的なインプラントの一種に過ぎないのだが、デイヴィッドが知らずにインストールしたモノは極秘裏に開発されていた軍用のスペシャルハイグレードな試作品であり、殆ど時間停止も同然の超高速のクロックアップを可能とする上、極めて短時間でクールダウン(再使用準備)が完了するという、一般市場に出回っている既製品とは次元を違える性能を誇る(『2077』をプレイした人なら「周囲の時間を95%以上遅くした状態を30秒以上持続させ、1分足らずでクールダウン完了」と聞けば、その破格ぶりが伝わるだろう)。


ただし、強力なだけに代償となる「人間性コスト」も恐ろしく高く、適性の低い者ならばインストールしているだけでも人間性を蝕まれてサイバーサイコシス化しかねず、デイビッドの手に渡るまで数々の被験者を発狂させてきた危険なシロモノである。

使用負荷も強烈で、常人離れした適性を持つデイビッドであっても無理に連続使用し続ければ鼻血を噴いて卒倒してしまう。


メインの仕切るチームに入ってからは、サンデヴィスタンを活用した高速移動で人質救出や情報奪取で活躍。

当初はサンデヴィスタンで高速移動できるだけで、身体能力も武器の扱いも未熟だったが、仲間たちによるトレーニングによって鍛えられて少しずつ戦闘能力を獲得していった。

それでも銃だけは母の一件がトラウマになっていたため、どうしても人を撃つことが出来なかったものの、後にこれを克服。さらにある出来事を経て、チームリーダーとして積極的に戦闘に参加するようになってからは、全身をサイバーウェアで強化して大幅に戦闘力が向上。銃火器とサンデヴィスタンの組み合わせにより、凄まじい強さを見せるようになる。


また、前述の性格から高い求心力を持ち、腕の立つソロネットランナー等チームメンバーによる強力なサポートを受けることができることも強さの一つである。


関連イラスト編集

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関連タグ編集

サイバーパンク:エッジランナーズ

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