概要
デッサン、パースが狂った絵のこと。人体のパーツの比率がありえなかったり、関節がおかしな方向に曲がっていたり(→複雑骨折)、一点透視画法っぽく描いていても消失点が曖昧だったり、視点が複数あったり(→嘘パース)する。
デッサン狂いを指摘するのは侮辱と思われることがあるので指摘タグとして使うべきではない。作者が自分で自分の絵に付けるタグである。
ただし、デッサンが整った絵であることが「上手い絵」「魅力的な絵」の条件であるというわけではなく、デッサン狂いのある名画も多い。
キュビズムを通過した画家(ピカソなど)の作品は言うに及ばず、例えばアングルの『グランド・オダリスク』に描かれた裸婦(上の絵は模写)は胴体がありえない長さになっているのは有名である。ピカソもアングルも超絶的にデッサンが上手い画家であり、これらは意図的なものである。
デッサン狂いの確認方法
絵を反転したり裏から透かして見るとデッサン狂いがわかることがある。
自分の描いたものは自分の目の癖が反映されたるが、反転すると歪んだところが目立つからである。