本来の意味
皮膚に傷口が開いた状態の骨折「開放骨折」の意味。
「骨折」の記事を参照。
作品の感想(突っ込みを含む)
絵に描いたキャラのパースがおかしかったり、このままではリアルにキャラが骨折しそうな状況のイラストへつけられるタグ。ボキッ。
デッサン狂い、ないはずの関節がある絵、無理のあるポーズの意味で使われるケースが多い。
ネットの隠語
「平面的で物理法則や温度が存在していない絵」の意味でも使われる。
2D、ドット絵のようにわざと平面的にするケースもあるし、本当は立体的な絵が描ける人がわざと平面的に描くケースもあり、デフォルメという劇画や写実とは違った技術が必要である。
だが、どう見てもボールや箱が描ける程度の画力があり、細く長くして内側に引き締めるよりも太く短くして外側に膨張させた方が見た目が良くなる物体があり、温度や質感や匂いが再現され、現実に近付き共感しやすくなり、理想に近くなるメリットがあるにも拘らず、頑なに立体や空気感を再現しない特殊な状況を指して(普通に下手というよりも、人間が描けていないという意味で、半ば皮肉を込めて)「複雑骨折」と揶揄される。
「絵と設定が矛盾している」場合や「全体像を記号的に捉えて構造を考えなかった場合」や「キャラクターの行動範囲を縛った結果、キャラクターの行動が一貫しなくなる」場合にこの絵柄になるケースが多い。
ストーリーのないキャラクター単体の設定画や狭い範囲で動かすプレビュー画像でも普通はこの絵柄にはならない。
現実で再現するのは不可能だがフィクションとしては完成されているだまし絵、平面のパーツで3Dを表現したペーパークラフトとは概念が異なる。
単純に「下手糞過ぎる絵」の意味でも使われ、幼児や園児や小学校低学年が描くダイナミックな絵、上手い人が急いで描いた絵やラフな絵、作画崩壊した絵、新都社やフリーゲームのヘタウマ絵、部分的にデッサンが狂っているが立体感はある絵、男性作家のトップほどの画力ではないだけで普通よりは上手い絵とは傾向が異なる。
複雑骨折絵の理由になりがちなもの
つぎはぎ/パッチワーク 瞬間移動(イマジナリーラインの無視) デウス・エクス・マキナ
ケーキの切れない非行少年たち:近い絵柄が取り上げられた。