概要
『電撃G'sマガジン』連載の読者参加企画『BabyPrincess』は、読者が主人公となり、本当の家族である美人姉妹の家庭に、長男として迎え入れられ、彼女たちと同居生活を楽しむ、という内容になっている。
そのことから、美人姉妹のことを「トゥルー家族」、長男である主人公(=読者)を「トゥルー長男」と呼んでいる。
あくまで作品外からの呼称なので、ヒロインたちからそう呼ばれているわけではない。
また、『べびプリ』が小説化・アニメ化した際に、トゥルー長男を一個の登場人物にする必要があった。
彼らもまた、キャラクターとしての名前とは別に、トゥルー長男と呼ばれている。
キャラクターとしてのトゥルー長男
共通設定として、事情により「生き別れの長男」として、トゥルー家族に迎え入れられた高校1年生(四女・ヒカルと同学年)と設定されている。
メディアごとの細かな差異は、後述。
小説版・OVA版
(上の少年。下は十四女・真璃)
名前:陽太郎(ようたろう)
CV:梶裕貴
両親はおらず、祖母・みそらと公営住宅に暮らしていたが、中三の冬に祖母が死去したため、途方に暮れていたところを、剣道の大会で試合したヒカルに身の上を知られ、彼女の提案でトゥルー家族と同居し、更にヒカルの母・美夜の提案で「生き別れの長男」という扱いにされてしまう。そのことは美夜と、ヒカルより上の四人の姉妹しか知らないことで、更に「一年間の同居生活の間、真実を知らない他の家族から長男として認められなかった場合は、家を出ていく」という条件までつけられてしまう。
個性豊かなトゥルー家族との生活に戸惑いながら、仮初とはいえ、長男としてやっていこうと前向きに考えるが、姉妹たちの一部からは、きょうだいとしてではなく、一人の男性に対する好意を向けられてしまう。
漫画版
名前は設定されておらず、劇中では「あなた」や「お兄ちゃん」などと呼ばれている。
トゥルー家族に迎えられる前にどんな生活を送ってきたかは語られていない。
家族生活で起こる様々なトラブルにも柔軟に対応し、姉妹が喜ぶことには一緒に泣いて喜んだり、昔ながらの遊戯に詳しかったりと、ある意味理想の長男である。
余談
OVA版で声優を務めた梶裕貴は、かつて『べびプリ』と『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』がコラボレーションした際に、トゥルー家族の家に数日間泊まった高坂桐乃をアニメ版で演じた竹達彩奈と結婚している。
そのため、べびプリファンの間では、「長男と桐乃が結婚した」と表現する者もいた。
(ただし、桐乃はOVAではなく、べびプリのブログに登場しただけなので、梶と竹達は『べびプリ』で共演したわけではない)
関連タグ
海神航、仁歳チトセ、二見望、双葉恋太郎、日乃本司、あなたちゃん(スクスタちゃん、高咲侑)…トゥルー長男(陽太郎)同様、電撃G'sマガジン連載の読者参加企画を原作とするアニメ等で、読者の代わりとして劇中に登場するキャラクター。
朝日奈弥…べびプリとは真逆と言えるBROTHERSCONFLICTで陽太郎役の梶裕貴が声を担当した朝日奈家の末弟。ショタ担当。ちなみに海晴役の佐藤利奈がトゥルー長男に相当する主人公・朝日奈絵麻を演じた。