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概要

サルモン神殿騎士団の副長を務めていた男。神官ファクトを継ぐ者とされていたが、魔導師の実力がある弟ユーゴ=ファクトにその座を譲り、自分は騎士となった。

神殿が天空に浮上するときに、ユニカ=トバの父、サウル=トバとともに地上に残り、魔物と戦って時間稼ぎをしていた。その時に死んだと思われたが…。

この記事には、イース・オリジンの大きなネタバレがあります。

ゲームをプレイしたいと思っている方は、クリアしてから閲覧することをお勧めします。

真の経歴

イースオリジンの真の主人公にして、700年前のイースの危機を救った英雄。

サウルは殺されたが、自分は殺されずに〈闇〉の首領、ダレスによって「魔の因子」を植え付けられた。これによって髪が金色から銀色に変色。鉤爪を武器として戦うようになる。

しかし、〈闇〉の同僚には名前を名乗らなかった。そのため同僚からは「鉤爪の男」と呼ばれるようになる。

女神捜索隊の面々にも、「今の俺はイースに仇なすもの」と名乗るなど、自分が悪者であると自覚している。

しかし、〈闇〉の一族に協力して、ダレスが女神と黒真珠を確保するのに協力するそぶりをしていたが、実際は黒真珠をダレスから奪い、魔の根源である黒真珠を自分ごと破壊するというのが目的だった。

父から自分を抹殺するよう命じられた弟のユーゴや、同僚が堕ちたことにショックを受けた騎士団副長ガレオン、フィーナを確保しようとした際に見つかった祭司長のシオンと対立するも、かつての友、カデナには、〈闇〉に協力しているはずがないと思われ、自分のやっていることが捜索隊にも薄々気づかれる。

そんな矢先にユーゴが魔の因子を植え付けられてしまい、トールは〈闇〉の一員となってしまったユーゴに木っ端みじんにされてしまう…。

この先、さらなるネタバレが含まれます。

魔の力で暴走したユーゴを止めることに成功した後、ユーゴは、ダレスの命令でレアから奪った女神の指輪をトールに託すと、「無事でいてくれ、兄さん」と、久しぶりにトールのことを「兄さん」と呼ぶ。そして黒真珠の力で魔王と化したダレスと死闘を繰り広げた。

しかし敗れてもなおもダレスは黒真珠を暴走させようとする。

それを止めたのは、トールの父にして現役神官である、カイン=ファクトであった…。

しかし、カインこそが〈闇〉を招き入れイースの混乱を導いた張本人であることに驚きを隠せないトール。カインには「無能な奴」「兄弟そろって失敗作」とさんざん罵倒され、あげくにカインは黒真珠と合体してしまう。

そして生まれたとてつもない魔王、それこそが…。

イース2のラスボスでもある、魔王ダームである。

トールは直前にフィーナから届けられたかつての愛用の剣、シルバーソードを使って、死闘の末にダームを黒真珠に封印することに成功。魔の因子が消えたことにより、髪が金色に戻る。

しかし疲労困憊して倒れてしまう。そこへフィーナとレアは、トールが止めるのも聞かず、白き力を使って黒真珠をさらに封印、石像と化してしまう…。

しかし、封印する直前のダームの「この身はすでに不死身、いずれ蘇る…」という言葉が気になっており、トールは天空の神殿に戻った後、本という形でダーム復活の警告を後世に残すことにした。これこそがイースの本である。また、イース2で本を返す聖域が「トール」という名前なのは、彼から採られたと思われる。

そして、トールの愛剣であるシルバーソードは、ロダの木の根元に埋められた。

To Be Continued

Ancient Ys Vanished Omen...

ネタ

  • メールマガジン限定壁紙では、サンタクロース(ならぬ「サンタクロー」)になってプレゼントを届けるも、ユーゴに「すごい邪気だ、絶対サンタじゃない」と思われたり、ドアを壊したりとさんざんであった。
  • ギャグマンガ「みんな集まれ!ファルコム学園」では弟馬鹿になっている。

関連イラスト

兄弟だからなのか、ユーゴとともに描かれたイラストが多く、ユニカも加えたトリオのイラストも多い。

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