概要
日本ファルコムのアクションRPG「Ys」シリーズの第7作目。
『イース1』と『イース2』より700年前の物語が展開される。
あらすじ
アドルの登場するYs本編より700年の昔、天空の島イースから姿を消した双子の女神を求め、六神官によって結成された捜索隊が<塔>へ挑む。
登場キャラクター
主要人物
選んだ主要人物が主人公となり、それぞれ物語の結末が異なっている。
神官トバの家の娘。生まれつき魔法が使えない落ちこぼれの少女。しかし力は強く、斧を軽々と振り回す。フィーナとレアの妹的な存在。
神官ファクトの継承者である天才魔導師。兄・トールにコンプレックスを持っている。他の人に対しては無礼な発言が多く、セシリアやユニカの怒りを買うシーンもある。
トール編では2回、中ボスとして立ちはだかる。
ユーゴの兄。騎士団の副団長を務めるが、時間稼ぎのためにサウル=トバと地上に残った。そのため死んだと思われたが…。本ゲームにおいて最も重要な人物。
ユーゴ編では中ボスとして戦う機会がある。
双子の女神
自由を司る女神。
秩序を司る女神。
神殿騎士団
ユニカの父である騎士団の団長。トールとともに地上に残り、キシュガルとやりあって絶命した。ゲーム中、どのキャラを主人公にしていても特定のアイテムを取る直前に霊として現れ、アドバイスをする。
- ガレオン
騎士団の副団長。トールとは同期。トール編では中ボスとしても登場。
- セシリア
騎士団の副団長補佐を務める頑固な女性騎士。フィーナとレアへの忠誠心が人一倍厚い。
- ラモナ
セシリアの同期の女性騎士。ユニカやロイの面倒を見ている。
- ロイ
ユニカの兄貴分の騎士。ユニカに反感を買われているが…。
魔道師部隊
- カデナ
ユーゴ達の先輩の女性魔導師。トールとも知り合い。
- ミュシャ
ユーゴに恋心を抱いている女性魔導師。治療魔法が得意。
- リコ=ジェンマ
神官ジェンマの孫である、眼鏡をかけた少年魔導師。武器の強化術を得意とする。クレリア鉱を彼のところに持っていくと、武器を強化してくれる。
神殿祭司
- シオン
サルモン神殿の若い祭司長。結界魔法や攻撃魔法を得意とする。トール編では中ボスとして戦う機会がある。
- ディーノ
神殿の祭司。散り散りになった仲間を探すべく活躍する。彼が夢見の石像を持ってきていたことが後半で大いに役に立つことになる。
- エオリア
神殿の女性祭司。ユニカとユーゴにリラの貝殻を託し、助言をする。
イースを襲った魔物たち
I同様炎の中で瞬間移動を繰り返すが、攻撃パターンがさらに増えて登場している。
転がり攻撃や毒の塊を飛ばす攻撃をしてくる。
I同様コウモリに分裂して攻撃してくるが、合体姿でも殴ってくる。体力が少なくなると2体に分身する。
鎌飛ばしが強くなっており、さらに手下を吸収して体力の回復までする強敵。
砂地獄の中から様々な攻撃を繰り出してくる。
召喚者ザバと組んで攻撃してくる。
炎のビームを発したり、泡を吹いたりと攻撃パターンが強化されている。
IIでは顔だけだったが、今回は胴体もつけて登場。やはり暑苦しいところにいる。
魔の一族
イースの外から来たという一族。イースを乗っ取ろうとしているが…。
三又槍を振り回す女。しかし、ユーゴに対して感情が芽生えてしまい…。
エポナの兄。サウルを討ち取った張本人だが、一度負けている。
- ザバ(ザバ様)
ダレスの右腕。ユーゴに年増と言われ激怒する一面がある。
魔の一族で頂点に立つ男。しかし、彼はある人物に仕えていて…。
『イース2』に登場した魔王。
本作ではその正体が明らかになる。
その他
トールとユーゴの父親にして、六神官の1人。ユーゴにトールを裏切り者として討つよう命じる。
本作では主役ではないが、メールマガジン登録者に配布されたパッチに「Bonus Shop」があり、ここでおまけモードに参戦させることができる。フェルガナバージョンと6バージョンがある。
しかし攻略本での扱いはひどく、彼(山奥から旅立った無名の旅人)に対する主要人物のコメントは
- ユニカ「だれ?」
- ユーゴ「さあな。」
- トール「…。」
というものである。
アドルよ、君は泣いてもいい……
余談
〈塔〉とはイース1の「ダームの塔」のことだが、当時はまだそのような名称はなく、単に<塔>と呼ばれていた。