建設工事や高所作業などの、各種工事や作業に用いられる樹脂製のヘルメットの俗称。
ドカヘルの由来は「土方(土木作業員 ※注)」+「ヘルメット」から。
法律や各種規制などでは「保護帽」「安全帽」などと呼ばれている。
- ※注:土方という語は差別的なニュアンスを含むことがあるので使用しないほうが良いとされる。
概要
作業用に供するものは、主に飛来物からの保護や墜落時の衝撃の緩和を目的としている。
構造は、樹脂製の外殻の中に、「ハンモック」と呼ばれる着用者の頭部に直接触れる紐状の構造体が収まる構造で、ヘルメットに衝撃が加わると外殻が飛来物などを防護するとともにハンモックが変形する事で、頭部に致命的な衝撃が加わらないようになっている。
一般的に、構造や保護能力は国が定める規格によって厳しく管理されており、用途や性能によって使用できる場所や作業が決まっている。
また、作業現場では所属や作業における指揮系統を明確にするために、会社名や所属を記入したり、職制や所属を表す鉢巻状の線を描いたりと工夫が成されている。
普通科や商業科などの学生や、ホワイトカラーの労働者は日常生活で作業用ヘルメットのお世話になる事は稀で、工場見学や、災害時(防災訓練)、或いは学生が自転車通学の際に被るといった程度である。
関連項目
ブンパッキー:獣電戦隊キョウリュウジャーに登場する獣電竜。石頭の下がドカヘルになっている。