概要
ストーリー開始時には既に故人であり、コハクの用いるソーマ「エルロンド」の以前の使い手
だった。
いわゆるヤンキーのような性格で、ガサツで口が悪く他人をパシらせるような真似も平気で
していたらしい。しかし、大切なものの為なら自分の身をも厭わない優しさと勇敢さも併せ持ち、
筋の通った真っすぐなスピリアから周囲には慕われていた。
また、酒癖が悪く酔った勢いで帝国軍一個中隊全員を叩きのめしたこともある。
なお、夫については触れられていないためシングの父親との関係は不明である。
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活躍とその後(ネタバレ注意)
17年前にゼクスや仲間と共にジコルニアを乗っ取ったクリードと戦った。
だがクリードの力は強力であり、犠牲を払ってなんとか追い詰めるもインカローズの奇襲で
ソーマを手放してしまう。
この際ドナは既にシングを身籠っており、ジコルニアの体に限界を感じていたクリードは新たな
器の体として胎内にいるシングを乗っ取ろうとした。しかしソーマの守りを失って尚もドナは
これに抵抗し、自力に加えて胎の中にいたシングの母を守る意志も重なった結果、不完全ながら
クリードの封印に成功する。
「母親の想いの強さ! 舐めんじゃないわよッ!!」
しかし、この封印で力を使い切ったドナは感情を失ってしまう。
ゼクスはこのことから苦悩し宿敵クリードをシングごと葬ろうとするも、その度にドナは
最後に残された感情、息子への『愛情』からシングを庇い、「この子のスピリアは絶対に
負けない」と呟いた。最終的にはゼクスもその言葉を信じ、シングを育てる決意をした。
その後に病に倒れ、帰らぬ人となる。
なお、この真実を知ったシングは「オレなんて死んだ方がよかった」と激しい自己嫌悪に苛まれ
一時は自暴自棄になるも、コハクの説得もあり残酷な現実を受け入れて再び立ち上がった。