曖昧さ回避
- カナダの東海岸に位置するニューファンドランド島のこと。
- ニューファンドランド島原産の犬種名。
ニューファンドランド島
面積は111,390km²で、世界で16番目に大きな島である。
カナダのニューファンドランド・ラブラドール州の政治的・経済的な中心で、大西洋岸に州都のセント・ジョンズがある。
海洋性気候だが気温は低めで、春は遅く短く、夏は涼しく、冬は厳寒。降水量が多く、北東部では数十cmの降雪量がある。島はどこも風が強い。
南岸では濃い霧が頻繁に発生し、セント・ジョンズは世界一霧の深い街としてギネス世界記録に認定されている。
島の沖合いでメキシコ湾流(暖流)とラブラドール海流(寒流)がぶつかり、大陸棚が突き出たグランドバンクなどが存在する好漁場である。16世紀以降、ヨーロッパの漁師たちが鱈漁のためにやって来て、海岸に入植地を作った。
ノース人(古代スカンジナビア人)が西暦1000年ごろに到達していたとみられ、島の北端にあるランス・オ・メドーは彼らが記録に残した「ヴィンランド」の一部と考えられている。
ニューファンドランド犬
超大型犬で、体重は、オスが65kg、メスが50kgほど。
毛色は黒や褐色、灰色、白黒斑などで長く、豊富な飾り毛があり、油脂によりよく水を弾く。
指の間に水かき状の膜があり、泳ぎを得意とする。唇の形状のため、よだれを垂らしやすい。
寒さには強く、暑さに弱い。
寿命は8~10年程度。
性質は温厚で、現在は家庭犬として飼育されている事が多い。
バイキングが連れてきたマスティフ系の犬を先祖としているとされ、鱈漁の漁師たちが漁網の回収や海難救助などの作業犬として使役していたが、 19世紀にイギリスへ持ち込まれ、現在のような姿に改良された。