概要
マスティフ系の大型犬種の総称。
幅広の大きな頭部に短く広い口吻をもち、太い首や発達した筋肉により力強い風貌。
歴史
アジアに起源を持ち、紀元前2000年代のメソポタミアの遺跡からマスティフに似た犬のテラコッタ像が出土している。
古代ギリシア、エピルスのモロシア人が飼っていたモロサスはマスティフ系の犬種で、アリストテレスも記録していた。
古代フェニキア人や古代ローマ人によりヨーロッパ各地に広がって様々な犬のルーツを築き、これらはモロシアン・タイプ(モロサス・タイプ)と呼ばれ最も影響力のあった犬種で、セントバーナードやロットワイラー等の作出に寄与した。
チベタン・マスティフについてはマルコ・ポーロも記録していた。
マスティフ系の犬種
…など。単にマスティフというと、イングリッシュ・マスティフを指す場合が多い。