概要
中国語でマスティフ系の犬種を指す漢字。訓読みすると犬と同様「いぬ」となるが、音読みでは「ゴウ」となる。
漢字文化圏にマスティフ犬が持ち込まれ、知られる前から存在する語であり、古くは「猛犬」を意味する字であった。日本でも空海の著作『秘蔵法論』や浄瑠璃の演目『曾我虎が磨』での台詞で使用例があるが、現代ではあまり使われていない。
メイン画像は中国の艦船擬人化ゲーム『アズールレーン』に登場する高雄。大人の事情により中国版では初期名称が「獒」になっている(プレイヤー側の操作で「高雄」に改名することは可能)。
マスティフ系犬種の中国語表記
イングリッシュ・マスティフ(英國獒犬)
チベタン・マスティフ(蔵獒)
土佐犬(土佐鬥犬)「鬥」とは「闘」の意。日本語呼称にもある「土佐闘犬」をそのまま中国の漢字に置き換えたもの。