概要
アメリカ合衆国における、政治イデオロギーの1つである『新保守主義』のことで、英訳した『Neoconservatism(ネオコンサバティズム)』の略称であり、世間ではこの名称でよく知られている。
起源は、旧ソビエト連邦の政治家であるレフ・トロツキーが提唱した、マルクス主義および共産主義革命理論である『トロツキズム』である。
トロツキーはヨシフ・スターリンとの路線闘争に敗れたため国外追放にされ、世界各地を転々とした末にメキシコに亡命し、ソ連から送り込まれたスパイによって暗殺されるまで政治活動を続けていた。
この時に彼の意志を受け継いだ弟子たちが、活動拠点を隣国のアメリカに移したことで、アメリカに根付く形となった。
表向きは、それまで掲げていた「社会主義革命の輸出」という看板を降ろし、「自由と民主主義の輸出」を掲げているが、方法が社会主義革命から自由・民主主義(グローバリズム推進)に変わったというだけで、結局のところはトロツキーが唱えた「世界統一政府」を作り出し「世界同時革命」を達成するという方針を継承している。