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図鑑データ編集


「かつての女王とは、すでに終わった女王です。覆水盆に返らず。逆流とは即ち異常。不必要な混乱と恐慌を招きます。故、私ネムノキは我が花言葉に則って断言しましょう。玉座への復帰など、「夢想」に過ぎません。」



ネムノキ(夢語る花の聖女)
図鑑No703
属性打属性
所属ロータスレイク

「まずは、皆さんに感謝を。本当にありがとうございました。この胸の中には今、ネムノキの花言葉にある温かいものが溢れています。それは、「歓喜」「安らぎ」。私は……幸せ者です。これから先も一介の花騎士として、全力を尽くすとここに誓いましょう。」

概要編集

2019年9月2日に追加された☆6の打属性。

ストーリー上は、2019年8月26日実装の特殊任務「水影の騎士 最終章」において先行して登場。その1週間後の緊急任務「夢と現の眠り姫」にて早くもプレイアブルキャラとなった。


ロータスレイクの国民から、半ば伝説上の人物としておとぎ話的に信奉・信仰の対象となっている「千年前の眠り姫様」その紛れもない本人であり、ある理由で千年もの眠りについていた。

なぜ、千年前の人物が現代に生きているのかについては後述(ネタバレ注意)


千年眠っている間に様変わりした人々や街並みに興味津々であり、特に食文化への並々ならぬ興味を持っている。食べ歩きを行う事も。変化した生活や文化に戸惑いながらも、団長の助けを受けながら順応しつつある。


特技は水を操ること。強大な魔力を持っているだけのことはあり、ただ「周囲にある水を操る」だけに留まらず、なにもないところから水を出したり、相転移させることもできる(つまりは氷や水蒸気も自在に発生させられる)。戦闘ではこの能力とビットを中心に戦う。


清楚可憐な容姿や無垢で人懐っこい性格から登場当初から高い人気を得ており、初の人気投票では首位を勝ち取っている。ちなみに2位・3位は常連のアネモネ(花騎士)エノテラ(花騎士)


能力編集

パーティーに再行動を付与するアビリティを持つ。この能力はクリスマス版エニシダも持っているが……。


ギャラリー編集

ネムノキ


「セーラー服」スキン

センシティブな作品


「門出の礼服」スキン



関連タグ編集

フラワーナイトガール 花騎士 ネムノキ


セダム(花騎士):ネムノキ信奉者の一人。



















過去について編集



※ここから先は「水影の騎士」に関するネタバレがあります。
























ネムノキは、千年前のスプリングガーデンにおいて、勇者達と害虫の大戦が行われた時のロータスレイクの女王である。

元々は、ロータスレイク王家の血を引く人物でありながら下層の一市民として暮らしていたが、強大な害虫の群れの侵攻を前にして、強力な魔力と世界花の加護を持つネムノキが女王に抜擢されて苦境の母国を指揮することとなった。

そのネムノキに忠誠を誓い、補佐官として国を支えていたのが水影の騎士シリーズの黒幕である賢者ラエヴァであった。

豪雨による国土水没攻撃に対して、逆に水中都市を築き地上の害虫の侵入を拒む要塞に変えて見せたのもラエヴァであれば、当時はまだ多くなかった花騎士の力を、水に力と意志を与えることでコピーして軍勢とする「水影の騎士」の技術的実現を担ったのもラエヴァである。

(なお、「水影の騎士」の命名を行ったのはネムノキである。)

だが、国家統治において補佐官の自分が目立つべきではないと考えたラエヴァは、それらの功績は全てネムノキの才覚と能力によるもの、と国民に喧伝していた。


しかし、それが最終的にネムノキとラエヴァの悲劇を招く。


ロータスレイクの女王ネムノキを恐るべき脅威と見なした魔王は、遠隔攻撃によってネムノキに強力な呪術を発動したのだ。

これは、魔王といえども発動には多大な犠牲を伴い、二度も三度も使えるようなものではない強力な呪いであったらしく、後に大戦を終わらせることになる勇者や、フォスを筆頭とした賢者の面々、他国の女王達を差し置いてでもネムノキが狙われたというのは、どれだけロータスレイクの技術が魔王や害虫の軍勢にとって脅威であったか(そしてそれを編み出したラエヴァの才覚が頭抜けていたか)を示している。

ネムノキに施された呪いは国の魔法使いにも、ラエヴァにさえも手の施しようがなく、ネムノキの死亡は確実と思われた。

そこでラエヴァは、国を救う希望を託した女王の命を救うため、後の時代に呪いを解く方法が発見されることに懸けて、ネムノキの肉体を時間停止の魔術により封印するという決断を下した。

その後ラエヴァはネムノキの意志を継いで国を指揮し、ロータスレイクはコダイバナのように滅亡することなく無事に大戦終結を迎える。

しかし、国を維持することはできても、ただ一人の主君と仰いだ女王を守ることができなかったラエヴァの喪失感・虚脱感は並々ならぬものがあった。

さらに終戦後、国を守る主力であった水影の騎士の技術は危険視されて封印が決定され、それに抗弁したラエヴァは追放処分となってしまう。

「ネムノキの犠牲や自らの献身を忘れ、国を守った技術を危険視して、残った者達が平和だけを甘受して新たな国を作っている」と感じたラエヴァは、国への憎悪を募らせる。

呪いの犠牲となるのは自分であるべきだった、自分の余計な行動が呪いを女王に向けさせた、ネムノキが無事なら国はこうはならなかったはずだ、

そして、ネムノキや自分が一命を賭して守りぬいた国や人間とはこれほどに愚かであったのか……。

深い後悔と絶望の念に苛まれたラエヴァは、自らの編み出した水影の騎士の力を以て人間への復讐を企てようとし、最後は兵士に刺される。

今際の際に自らの肉体を水影化して生き延び、千年の時をかけてその後の人間を観察すると共に、復讐と世界浄化のための準備を進めていた。

……その後、ネムノキの肉体は水上都市と水中都市を繋ぐ中枢施設「セントラルロータス」において、王立聖護湖機関「ネライダ」の監視と保護のもと安置され、

その存在はロータスレイクの両女王やネライダの隊員など、ごく一部の国家上層部のみが知る機密として秘匿されていた。

また、表向きは完全封印された水影の騎士の技術は、水を精霊の姿に変え眷属とする魔法に形を変えて、ネライダの隊員の間で密かに受け継がれ続けた。

そして、水影の騎士ストーリーにおいて団長の放った極陽の力と、ラエヴァの水影の力とが衝突した影響により、呪いと封印が解け現代に蘇ることとなった。

(フラワーナイトガール攻略まとめwikiより引用、一部改変)



その結末編集

ネムノキが復活したことで千年眠っていたこと、そしてかつての補佐官であったラエヴァが水影の騎士を利用してこの世界に復讐をしようとしているとわかり、止めようと協力し、ラエヴァがいる非衰の巨塔へ向かう。そしてラエヴァと再会し目覚めたことを喜んでいたものの、ネムノキの説得もむなしく復讐の道を進む。水影の騎士を倒していくうちに頂上まで登り最終決戦に挑み団長の放った極陽の力で術がかき消されたことにより花騎士たちが勝利。しかしラエヴァはまだあきらめておらずまた水影の騎士を生み出そうとしたもののネムノキにより塔の制御権限を奪取。そしてラエヴァの魂を封印する。

そして、夢の中でラエヴァが現れ、過去の自分への後悔、民への憎悪のことを言いながらも理想を貫き通すことが出来るのは今を生きる者にしかできないといい、


「……騎士団長。ネムノキ様を頼む。あの方は今、この世で最も孤独だ。どうか、私の代わりに彼女を……」


と言った後消えていった。


ネタバレを含めた関連タグ編集

コールドスリープ 女王


ディアナ・ソレル:女王と言うポジション、コールドスリープ等の類似箇所あり。

ヘレル・ベン・シャレム:最高レアリティ(こちらは期間限定)、コールドスリープから目覚めたなどの類似箇所あり。

カリオストロ(グラブル):こちらもシャレムと同じ作品に登場。封印から数千年後の世界で目覚める、目覚めるきっかけが主人公に由来、最高レアリティ(恒常)が類似する。

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