「あんた、なんだかんだ生きる力が強いよな。そういうところ好きだよ。」
「きみは優しいよ、ネロ。気遣ってくれてありがとう。」
概要
スマートフォン向けアプリゲーム『魔法使いの約束』に登場するネロ×ファウストのBLカップリング。
ふたりは東の国で、それぞれ人との深い関わりを避けて生活していた。しかし、同じ東の国の魔法使いとして召喚されたことで、メインストーリー初期に初めて出会う。
同じ国の魔法使いであり、かつあとのふたりであるヒースクリフとシノは幼なじみの主従関係であるため、必然的にファウストとネロはセットで登場し、保護者的な立ち位置になることが多い。
※以下、微ネタバレ注意
ふたりとも人と接することに苦手意識があるが、実際は面倒見がよく情が深い。また、東の魔法使いについて、賢者が「人嫌いで、ひとりを好む」「真面目で優しくて、ぶつかりあわないように距離をとってる」と語っているが、このふたりはそれを体現しており、よく似たふたりと言えるだろう。
(ちなみに賢者は「一緒にいても、うまくいきそうなのにって思うけど」と続けるが、その後のふたりを見ると、まさにそのとおりの展開になっている。)
しかし、実は北の国生まれのネロと、中央の国生まれのファウスト。根本的な気質には正反対とすら言える部分もある。さらにネロとファウストは、まったく違う過去を持っており、それを周囲に隠している。(ほとんどばれてはいるが)
似ているようで似ていない、似ていないようで似ているふたりである。
メインストーリーにはじまり、様々なイベントストーリーやキャラクターストーリーで、最初はおたがいにひとりを好んでいたふたりが、探りさぐりで距離を縮め、おたがいに踏みこんでいく様子がうかがえる。
若い魔法使いたちを除くと、賢者の魔法使いの中で、しがらみのない純粋な友情を育んでいるのはこのふたりだけかもしれない。