あらすじ
ノンタン、ぶらんこでびゅんびゅんスピードのり。
ところがたいへん、どっしーんとおっこちた。みみをけがしていたいよー。
みんなはいそいでノンタンをびょういんにはこんだら、かばかんごふさんが…。
概要
「すきすきノンタン」シリーズは本作と「ノンタン テッテケむしむし」の2作しか存在しない。通常のサイズより22cm×18cmとかなり大きい。
『ノンタンといっしょ』では準レギュラーとしておなじみだが原作絵本でくま先生が登場する珍しい作品でもある。
ブランコから足を踏み外して頭に大怪我をしたノンタンが、苦手な注射を克服して手術に挑むストーリー。
しかしその大怪我の内容が石で頭部を強打し耳がちぎれるという子供向けの絵本としては見るも痛ましい重傷であり、キヨノサチコの画風も相まってみんなのトラウマと呼ぶ声も。
3DCGアニメ『げんき げんき ノンタン』の第26話(2006年10月2日初回放送)としてアニメ化された。それと同時に挿入歌の「がんばるもん」も作られた。姉妹編の「テッテケむしむし」も放送終了後のOVAでアニメ化されている。
原作ではまだ登場していなかったタータンが登場したり、耳がちぎれた描写が少し控えめになっているが、それでも切れ目が痛々しいとの声も。
病院向けに心臓のカテーテル検査の過程をノンタンで説明した6枚のカードで構成されたプレパレーション用ツール「ノンタン けんさがんばるもん」も製作された。
登場人物
- ノンタン
毎度おなじみ主人公。大好きなブランコで箱乗りをしていたら足を踏み外して前方に吹き飛ばされ、目前にあった石で頭部を強打、耳がちぎれる重傷を負う。
- ぶたさん&たぬきさん&うさぎさん&くまさん
ノンタンの友達。重傷を負ったノンタンをくま先生の病院に運ぶ。
- くま先生
今作では外科医として登場。ノンタンの手術を担当する。
- カバのかんごふ
くま先生の助手を務める看護婦。注射が大好きで動物ごとの専用の注射器を持っている。
なかなかインパクトのある面構えと嬉々として注射器を並べる姿がトラウマになった読者・視聴者もいたとか。