概要
雪姫と敵対する本物の真祖。人間を愛しており、肉体の不死性は神ですら傷つける事が出来ないと自負するほど。
活躍
本編開始前に眷属にして最高傑作の光の上位人工精霊七尾・セプト・七重楼を生み出し、雪姫との死闘の末、封印された。
その後、始まりの魔法使いヨルダ=バオトによって封印を解かれ、七重楼と合流後、寄生虫を使い獅子巳十蔵を洗脳(洗脳された十蔵曰く、本気になった宍戸甚兵衛と戦うためにあえて受け入れているとのこと)。ダーナをも強大な魔力で洗脳して手駒に加えた。
強大な手駒を得た彼は、仙鏡館を襲撃。不死身衆たちを窮地に追いやる。しかし、甚兵衛の活躍により十蔵は正気に戻ってしまったことで狂いが生じ始める。
そのことに気づかず、襲撃に協力していたニキティスの手で持ちこたえるも、刀太がニキティスに敗北した事を察し、雪姫、十蔵、キリヱを除いた不死身衆を串刺しにし、ヨルダに忠誠を誓ったことと、その理由である人類の肉体と魂を切り離す完全なる世界(コズモ・エンテレケイア)を支持していたことを不死身衆にバラしたことで、十蔵によって体を捌かれてしまい、計画の全貌を知ったニキティスの逆鱗に触れた挙げ句、心臓ごと核を破壊された上で人類の歴史を終わらせる行為と一蹴される形で完全に決別。自ら洗脳したダーナですら洗脳されていない肉体を創造して、古い肉体を消し去ってしまい、彼女の手で赤子のように扱われた末に海に叩きつけられ、文字通り海の藻屑に消えた。ニキティスが決別の際に、七重楼の支配権を雪姫とダーナに移ったため、七重楼はバアルに従う事はなくなった。
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以下、ネタバレ注意 |
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仙鏡館の襲撃の際に、敵対しているはずのニキティスが彼に協力していたのは、自身と兄弟同然の間柄であることが起因している。しかし、人間に対しての価値観には温度差があり、ヨルダが計画している完全なる世界が原因で溝が生じてしまい、ニキティスが決別する要因にもなった。