概要
タニット露営地の主母と呼ばれる存在で部族の指導者。名前の付いている特別なサンドロアマスター。
ファデュイのゾーヤと協力して「永遠のオアシス」を探している様子。他に八名の長老がいたが、彼女の手によって全員粛清されている。アザリクとともにタニット部族を管理している。部族を裏切る行為を犯した者は容赦なく粛清する冷酷な人物。ジェイドから旅人たちの話を聞いており、歓迎してくれた。ジェイドに裏切り者粛清や両親を「永遠のオアシス」に埋葬する許可を出すなど特権を与えている。「永遠のオアシス」に「花の女主人」の秘密が埋まっていると信じている。
アデルフィがアフェア支族に旅人襲撃を依頼した件については知らなかったという。リルパァールが旅人と契約をしたことを聞いた際には明らかに目の色が変わったようだった。
アデルフィを始めとした裏切りの裏には「ファデュイ」の存在があると考えている。もともと商人と提携と称して近づいてきたが、徐々にタニット内に干渉するようになったという。当初はファデュイと取引していたが、用済みになると彼らを捨てた。
「永遠のオアシス」を探す調査隊を派遣してきたが、戻ってくることはなかったため、そのエリアを「禁止区域」として人々を近づけさせないようにしていた。
ジェイドの証言から、アザリクとは肉体関係があると思われる。
「永遠のオアシス」に辿り着いたこと、そして、アザリクの裏切りに気付いておりジェイドに伝えていたことを話してくれた。
ユフトゥンの貨物が「反逆者」に強奪されたことを伝えると、北方の人間が関係している略奪事件が最近は起きており、驚いている様子はなかった。タニット内部の人間の可能性も伝えたが、部落にいる限りは安全だとのことだった。
調査の結果、ジェイドが部族の反逆者かもしれないと旅人に伝えてきた。以前捕まえた北方の人間がジェイドのことを知っており、タニットの前哨の配置を明かしたとらしいとのことだった。そして、ジンニーである旅人を捕まえるために、立て続けに殺し屋を派遣したとのことだった。
旅人とジェイドを罠に嵌めて陥れようとした。全ては「永遠のオアシス」を利用し砂漠の民を一つにし、眠っている女神の「唯一の信託者」となり、タニットの律令を神の律令とし、繁栄させることだった。そして、スメールシティとの関係性も覆そうと考えていた。そして、「ジンニーの力」を自分のものにするために旅人の命も狙っていた。タニットの主母になるためにジェイドにバベルの命でしてきたことを晒され狼狽。結局は両親のジェブライラとユフィと同じで頑固だと言い放つ。ジェイドと敵対し、タニットの部族は全員殺されることになった。死の間際、斥候を派遣し、砂漠の各所にジェイドが反逆者だと知らせていた。それは集落に帰ってくる前のことで、最初からジェイドと旅人を生かすつもりなかったのだった。
両親は共に教令院の因論派の学者で、古代の巡礼の道や「甘露花海」へ続く巡礼の道を研究していた。母親は賢者の家の生まれで、父親は砂漠の民だった。両親の護衛をしていた傭兵は彼女を生まれつきの殺し屋と称しており、母親の身体を引き裂きながら生まれてきたという。傭兵により両親は殺されており、タニットの「猟鷹」として傭兵に引き取られることになった。
登場任務
ビルキースの哀歌(世界任務)
仇敵は沸き返る水の如く…(世界任務)
台詞
申し訳ない、部族の事で色々とてこずっていてね…何か用かい?
①裏切り者について…
→ああ、本当に恥ずかしいことだよ…部族の反逆者が起こした面倒を見せちまうなんてね。
でもまあ、安心しておくれ。ジェイドの助けがあれば、アデルフィはすぐ捕まるだろう。
ー①アデルフィって本当に裏切り者なの…?
→やつはすでに部族の名を汚した…これはやつが母親の名を忘れたことを意味する。罰を受けるべきだね。
国や城と同じで、部族にも厳しい方が必要なのさ。あんたには分かると思うがね。
ー②証拠が不十分なところが心配…
→うん…あんたは都会人だから、自ずと「証拠」や「疑問点」に目を向けちまう。あたしにも理解はできるよ。
けどタニットではね、部族の名を汚したということは…やつが母親の名を忘れたことを意味する。罰を受けるべきだね。
②ジェイドについて…
→ジェイドかい?あの子はいい子だよ。部族の中でも学ぶのが早いほうで、苦労にもよく耐えてくれる…彼女が愚痴を言ってるところなんて、見たことないね。
ふふっ、そういえば、タニット部族とあの子の父親との間ではちょっとしたいざこざもあったね。実に残念だった…
でもジェイドが戻って来てくれたことは嬉しく思ってるよ。ただ、あの子の父親は…まあ、これも遅くに訪れた和解ってことでいいだろう。
あの子はあんたをとても気に入ってる…あたしには分かるよ。
だから…あの子の友情を無下にしないでやってくれ。
③アザリクについて…
→彼はあたしの「息子」さ。あたしが産んだわけじゃないが…あたしはとても信頼している。
知的で、忠実で、強く、決して道徳的にうるさくなく、誰をも喜ばせる術を心得ている。狼のようなやつだね。彼があたしを失望させたことは一度もない。
ただ残念なのは…男だってことだ。
もしあの子が女だったら、あたしの地位を継げたかもしれない…そしたらあたしもようやく引退して。子供たちと駄獣キャラバンを経営できてんだけどね。
ふふっ…でもまあ、あたしにはジェイドがいる。
④さようなら。
→さよなら、今回の冒険もうまくいくことを祈ってるよ。
世界任務:ビルキースの哀歌完了後
(世界任務:過ぎ去りし終末完了前)申し訳ない、部族の事で色々とてこずっていてね…何か用かい?
(世界任務:過ぎ去りし終末完了後)あんたか、(旅人)。探検から戻ってきたのかい?
①裏切り者について…
→アデルフィとアザリクのことだね…タニットの見苦しいところを見せてしまった…
あいつらは「北方の人間」たちと長く接触しすぎて、自分がタニットの子であることも、部族のルールに従って生きるべきことも忘れてしまっていた。
幸い、あたしにはまだジェイドがいる…あの子は期待を裏切らない。
②ジェイドについて…
→ジェイドかい?あの子はいい子だよ。部族の中でも学ぶのが早いほうで、苦労にもよく耐えてくれる…彼女が愚痴を言ってるところなんて、見たことないね。
ふふっ、そういえば、タニット部族とあの子の父親との間ではちょっとしたいざこざもあったね。実に残念だった…
でもジェイドが戻って来てくれたことは嬉しく思ってるよ。ただ、あの子の父親は…まあ、これも遅くに訪れた和解ってことでいいだろう。
あの子はあんたをとても気に入ってる…あたしには分かるよ。
だから…あの子の友情を無下にしないでやってくれ。
(世界任務:過ぎ去りし終末完了前)
③リルパァールについて…
→敬愛する「ジンニーの母」には、もちろんそれなりのお考えがあるんだろう。この間、ご不快にさせてしまったのは、あたしたちのやり方が誤解を生んでしまったからだ…
だが、砂漠を復興させ、土を肥沃にし、部族の民たちが安定した暮らしをしていくためには、リルパァールの恩恵が必要となる。
この点について、互いの認識が一致することを願っているよ…
(世界任務:過ぎ去りし終末完了後)
③ジュラバドとリルパァールについて…
→「ジンニーの母」は口を閉じ、離れていった…か。
あの件は…本当に残念だった。でも「ジンニーの母」がその運命に回帰したことは、彼女自身を含むすべての人にとって、最善の結末だったのかもしれないね。
ジンニーの力は契約した主から離れることはない。その瓶にはジンニーの力と権能が残っている――そうだろう?
ははっ、「ジンニーの母」は去っていったけど、契約はまだちゃんと在る。それを…ちゃんと維持して…砂漠の中じゃ、自分の身も守っておくれよ。
④さようなら。
→(世界任務:過ぎ去りし終末完了前)さよなら、今回の冒険もうまくいくことを祈ってるよ。
(世界任務:過ぎ去りし終末完了後)さようなら、客人。タニットはいつでもあんたを歓迎するよ。
世界任務:仇敵は沸き返る水の如く… 矢先を磨き、盾を握る…開始直後
帰ってきたか。ジェイドのことで手がかりはあったか?
①まだ探してる。
→そうか…必ず見つけてほしい、頼む。
②ジェイドについて…
→彼女がなぜ凶悪な北方の人間と手を組んだのか、あたしにも分からない…北方の人間が彼女を捕まえたのかもしれない。
どちらにせよ、彼女はタニットに対して罪を認めるか、自身の潔白を証明しなければならない。実に…残念なことだが、これは部族のしきたりだ。
③ファデュイについて…
→前にも言ったが、タニットは彼らと貿易関係を結んでいる。しかし、後に北方の人間が両者の間にスパイを配置し、その育成を始めた…
それで初めて、砂漠に派遣されてきたやつらが、皆いいやつだとは限らないって気づいた…
だから、北方の人間を部落の領地から追い出し、彼らの活動範囲を砂漠の辺境に制限した。
しかし…やつらの野心は止まらなかった。それでもなお、我々部族の領地を侵犯しようとしたんだ。きっと「永遠のオアシス」のことを聞いたのだろうな…
④さようなら。
→流砂と毒の風があなたから遠ざからんことを、導きを「ジンニーの主」よ!