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概要

和名ヒゲブトホソアリモドキ
学名Anthicus monstrosicornis
分類鞘翅目 多食亜目 ゴミムシダマシ上科 アリモドキ科 アリモドキ亜科 アリモドキ属
体長約2~3mm?
成虫の出現期2月~11月?
分布域日本(本州・四国・九州)、台湾など?

アリモドキ科に分類される甲虫の一種。

種小名のmonstrosicornisは「怪物の角を持つ」という意味。

小さな昆虫で、一見アリっぽく見えるが、よく見ると結構違う。

動き方もアリと似ており、アリに擬態しているとされる。

「ヒゲブト」の名の通り、他のアリモドキ類と比べて触角が太い事が特徴。

体色は赤茶色で、鞘翅後方付近には黒い模様がある。

日当たりのいい砂浜海岸に生息し、草の下にいる事もある。肉食性で死骸にも集まる。

アリモドキの仲間はオスがツチハンミョウカミキリモドキを捕食、または死骸を食べて体内の毒性物質カンタリジンを摂取し、天敵へのカンタリジンを使った防御行動や、交尾前にメスへカンタリジンを渡す行動(婚姻贈呈)が知られている。

メスは卵の防御に毒を使うとされる。

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