概要
鞘翅目ゴミムシダマシ上科に分類される甲虫の科のひとつ。日本には約480種が分布する。
この科の昆虫はゴミムシダマシと呼ばれ、これはゴミムシに似て異なるものの意であるが、実際にゴミムシに似ている種はほとんどおらず、むしろクワガタやテントウムシ、ハムシなどの別の昆虫に似ている種が多い。
ほとんどの種の名前は地名や特徴+他の昆虫の名前+ダマシorモドキで構成される。
中にはニセクロホシテントウゴミムシダマシの様に、もはやなんなのかわからない名前になってしまったものもいる。ゴミムシダマシモドキは多分いない。
生息場所は種によって様々で、森林から市街地、屋内、海岸、砂漠など、あらゆる環境に適応した種が存在する。
普段は朽木や石などの物陰に隠れ、菌類や腐植質、コケなどを食べている。
危険を感じると独特の匂いを出す種もいる。
目は前から見るとタレ目に見え、可愛げがある。
歩脚のフセツ(腿・すねのような長い節の先に続く小さな節と爪の続く部分)が前脚5、中脚5、後脚4な事が本科の特徴。
主な種類
日本の種
在来種・外来種ともに日本国内で繁殖が確認されている種
- ゴミムシダマシ/クロゴミムシダマシ
- スナゴミムシダマシ
- ユミアシゴミムシダマシ
- ベニモンキノコゴミムシダマシ
- コブスジツノゴミムシダマシ
- オニツノゴミムシダマシ
- ニジゴミムシダマシ
- オオナガニジゴミムシダマシ
- ハマヒョウタンゴミムシダマシ
- リュウキュウゴミムシダマシ
- モンキゴミムシダマシ
- ホネゴミムシダマシ
- ヤマトオサムシダマシ
- ゴモクムシダマシ
- マグソコガネダマシ
- ハムシダマシ
- コクヌストモドキ
- キクイムシモドキ
- カブトゴミムシダマシ
- クワガタゴミムシダマシ
- テントウゴミムシダマシ
- クロホシテントウゴミムシダマシ
- ニセクロホシテントウゴミムシダマシ
- キマワリ(昆虫)
- キマワリモドキ
- カラカネオオキマワリモドキ
- クチキムシ
- キイロクチキムシ
- ガイマイゴミムシダマシ
- コメノゴミムシダマシ/ダークミルワーム
- ツヤケシオオゴミムシダマシ/ジャイアントミルワーム
世界の種
- チャイロコメノゴミムシダマシ/ミルワーム
- キリアツメゴミムシダマシ
- クワガタモドキゴミムシダマシ
- カラステングゴミムシダマシ
- トゲヘリサバクゴミムシダマシ
- ソロバンゴミムシダマシ
- ウンナンオサムシモドキ
- オオカンムリゴミムシダマシ
- クロツヤモドキハムシダマシ
- コワモテジオメトリックゴミムシダマシ
- サバクモザイクモンゴミムシダマシ
- ヒツジカンムリゴミムシダマシ
- オオウシヅノゴミムシダマシ
- トゲトゲゴミムシダマシ
- アオモンオオキノコモドキゴミムシダマシ
- ジンガサゴミムシダマシ
- ゾウゴミムシダマシ
- イボゴミムシダマシ
- アカアシナガゴミムシダマシ
- カタハリフタコブゴミムシダマシ
- ハリネズミゴミムシダマシ
- ヘルメットゴミムシダマシ
- ヨコヅナゴミムシダマシ