概要
コウチュウ目、カブトムシ亜目、ゴミムシダマシ上科に分類される昆虫の科の一つ。
ヒメツチハンミョウ、マメハンミョウ、ヒラズゲンセイなどが含まれる。
名前にハンミョウと付くが、実際は遠縁である。
甲虫の仲間だが、翅や腹部は柔らかい。
体液に毒性を持つカンタリジンが含まれ、触れると皮膚炎を引き起こす事がある。
成虫は草食で、幼虫はハナバチ類の巣に寄生し、花粉や蜜、蜂の幼虫などを食べる。
過変態と呼ばれる通常の昆虫と異なる変態をする。
卵→幼虫→蛹→成虫という完全変態の過程は同じだが、幼虫の間に形態が4回変化する。
孵化した一齢幼虫は大きく発達した大顎と発達した歩脚があるが、二齢幼虫に脱皮すると体が太り、脚が短くなる。その後、三回脱皮して六齢幼虫になると、体が硬くなり、大顎と脚も退化した擬蛹と呼ばれる蛹の様な姿になるが、七齢幼虫になると再び大顎と脚が現れ、移動や食事はせずに次の脱皮で本当の蛹となり、成虫に羽化する。
主な種類
ツチハンミョウ亜科
ツチハンミョウ属
マメハンミョウ属
ミドリゲンセイ属
ゲンセイ亜科
亜科不明
オビゲンセイ属
関連タグ
体液にカンタリジンが含まれる繋がり