概要
鞘翅目ゴミムシダマシ上科ツチハンミョウ科Hycleus属に分類される甲虫の総称。
アフリカからアジアにかけて約400種が知られる。
成虫は植物の葉を食べるので害虫扱いされる場合も。
黒い体に黄色い縞模様が特徴的で、いかにも毒がありそうな見た目をしており、実際にカンタリジンという毒性物質を体内に有する。
中国では薬用に利用された歴史があり、乾燥させた本種の粉末を少量服用すれば利尿や躁鬱病、性病、知覚麻痺などに効果があるとされていた他、媚薬や毒薬としても使われた。
中国では「斑猫」と呼ばれ、これが色々あって勘違いされた結果、日本では全く関係の無い昆虫がハンミョウと呼ばれるようになったそう。