概要
学名「Diamesa kohshimai」。ヒマラヤ山脈の標高5000m以上の氷河に住む寒冷地仕様のユスリカ。マイナス16度の低温にも耐えて、これは昆虫で最も低い活動温度である。
逆に暑さに弱く、人間の掌に乗せても体温で熱すぎて動かなくなる。
見た目は数mmの黒い虫。幼虫は氷河の溶けたくぼみや水溜まりに住み、氷河にいる細菌や藍藻などを食べている。成虫は翅が退化して飛べない。メスは産卵期になると氷河の上流方向へと移動するが、これは流れている氷河からはみ出さないためだと考えられる。
関連タグ
ユキガガンボ/クモガタガガンボ:同じく低温で活動し、翅が退化した双翅類。
氷雪のユウゼイクス:デザインモチーフに取り入れられている。