概要
『ビリーバーズ』は、1999年に「ビッグコミックスピリッツ」で連載されていた漫画であり、作者は山本直樹。
宗教団体が巻き起こす社会問題や、セックス集団に逸脱していく描写は秀逸。2022年に磯村勇斗主演で実写映画化され、同年7月8日公開。R-15指定。
同年10月7日、各サブスクリプションにて先行配信開始。
あらすじ
『ニコニコ人生センター』という宗教団体に所属している主人公の『オペレーター』は、『議長』、『副議長』の2人と共に『孤島のプログラム』と呼ばれる無人島での共同生活を行っていた。初めは満ち足りていた彼らの生活も、「侵入者」によるとある事件から綻びが生じ始めていき、さらに追い詰められて移住してくる『みんな』と共に崩壊へと向かっていく。
登場人物
- 「オペレーター」(演:磯村勇斗)
本作の主人公。本名は丑山。『議長』がやってくる前は、議長をしていた。『孤島のプログラム』における『第一本部』との通信担当。「侵入者」によるとある事件をきっかけに「副議長」と関係を持ってしまう。
- 「議長」(演:宇野祥平)
『孤島のプログラム』の責任者。教えに忠実すぎるためか時々暴走することがある。「侵入者」によるとある事件をきっかけに「副議長」を性的な目で見るようになり、独善的な性格が徐々に現れるようになっていく。
- 「副議長」(演:北村優衣)
本名は、菱子。夫のDVから命からがら逃げ出し「ニコニコ人生センター」に入信。『孤島のプログラム』に参加する唯一の女性。「侵入者」による強姦未遂事件をきっかけに性欲を抑えきれなくなる。
- 「第三本部長」(演:毎熊克哉)
「副議長」の相談役。物語開始前から唯一「副議長」の本名を知っている人物であり、「ニコニコ人生センター」の方針に不信感を覚え、本来「議長」の代わりとして来るはずであった人物を殺し「議長」として孤島に上陸、教祖である「先生」を殺し、「副議長」とともに逃げ出そうと試みる。
余談
- 磯村氏と宇野氏は以前にも映画『前科者』で共演しており、これで2回目となる。ちなみに、磯村氏は『仮面ライダーゴースト』にてアラン役を務め、宇野氏は『仮面ライダーエグゼイド』にて小星作役を務めたため、どちらも仮面ライダーシリーズに縁がある。
- 北村氏は映画での「副議長」役をオーディションで勝ち取っており、インタビューでは並々ならぬ決意を語っていた。
- 原作者である山本氏も映画にてニコニコ人生センターの指導者である「先生」役でカメオ出演している。