データ
役職 | ゼルンの王子 |
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住居 | アベリオン丘陵にある千の陥没穴の一つ |
職業レベル | ゼルンロード(種族)?lv、ゴギョウツカイ?lv、インマスター?lvなど |
誕生日 | 冬の98 |
趣味 | 物語を聞くこと |
二つ名 | 煌めく紫水晶(アメジスト)ボディ |
概要
蛆虫の様な姿をした異形種、『藍蛆(ゼルン)』の王子。
ゼルンはオスが非常に少ない種族であり、それ故にオスとして生まれた者は非常に大切にされ、巣の外に一歩も出る事無くほぼ監禁状態で一生を終えるのが普通とされている。
なおゼルンは、特定種族(亜人種)にのみ発揮する魔法の効果を受ける種族的弱点があり、そのせいで周囲からも、そしてゼルン達自身も自らを亜人と勘違いしている。
人物像
上述の通り数少ないオスとして一族の未来を担っているため、責任感は非常に強い。
また、助けに来た配下の無策な提案を却下するなどの冷静さも併せ持つ。
ちなみに、普段からチヤホヤされがちなためナルシストな面があり、自分のボディに自信を持っているとの事。
容姿
全長90cmの紫色に光る蛆虫。手は無く疣足があり、顔も蛆虫のそれ。一応、声音も含めて少年である。
ゼルンは王族とそれ以外で外見が大きく異なり、普通はウナギに腕がついた上半身に、下半身は藍色の蛆虫の姿をしている。
感情表現は跳ねたりプルプル身を震わせたりして、全身で表現する。
強さ
第四位階までの陰の五行を操る、精神系魔法詠唱者(マジック・キャスター)。現状でもかなり強いが、英雄級ではない(作者曰く、「年をとったらその領域になるかもしれない」との事)。
弱点は見た目の通り素早く動く事が苦手で、動きが鈍い事。ただし配下の中にはビービーゼーと違って、近接戦闘が得意な者がいるため、種族的な弱点では無い模様。
主な使用魔法
- 金強
恐らく金行の魔法。対象の攻撃力を高める。作中では説明のみで、実際には使われていない。
- 金柔
恐らく金行の魔法。対象の防御力を低下させる。作中では説明のみで、実際には使われていない。
- 豪火球
第四位階。火行の魔法と思われる。かなりの攻撃力を誇り、着弾するとそこを中心に爆発する。
- 雷爪
木行の魔法。獣が引っ掻いた様な跡が雷を纏い、対象に向かって攻撃する。
- 雷候招来
恐らく木行の魔法。召喚系の魔法。作中では説明のみで、実際には使われていない。
作中の動向
アベリオン丘陵で暮らしていたが、突如として襲来したヤルダバオトに王と共に人質に取られてしまう。
他の配下のゼルン達は仕方無くヤルダバオトに従属して、ローブル聖王国への侵攻作戦に参加。しかし、ゼルンの王が殺されたという情報が入った事で裏切りを決意し、最後の王族たるビービーゼーの救出を聖王国側に依頼した。
カリンシャの尖塔に囚われていたが、救出部隊のネイアとシズによって救出される。
父親が殺された事に大きなショックを受けながら連れて行かれた後に、ネイアから「アンデッドが王である魔導国に行けば良い」と提案されて驚愕するが、危険を冒してまで自分を助けてくれたネイアを信じる形で、その提案を受け入れた。
カリンシャにヤルダバオトの側近の大悪魔、頭冠の悪魔(サークレット)がいる千載一遇の好機を狙って救出部隊と団結して戦闘に入り、相手の魔法を相殺する事で勝利に大きく貢献する。
その際、頭冠の悪魔の飾りに使われていた初恋の相手であるパンデックスの女王・国母(グランドマザー)の亡骸を皆で丁寧に食べて弔い、以降は仲間と共に魔導国の難民となった。