概要
姫と騎士のカップリング。フィンにとってラケシスは主君の親友の妹にあたる。『聖戦の系譜』では恋人会話こそ存在しないが、二人が結ばれた場合、フィンとラケシスの娘ナンナの親子会話は存在している。
バーハラの悲劇を辛うじて逃れたラケシスは、カップル成立に関係なくフィンのいるレンスターを訪れており、それ以降息子のデルムッドを迎えに行くためにナンナをフィンに託して国を出るまでは、ずっと彼のもとで過ごしている。
『トラキア776』ではフィンが父親としてナンナに接する様子が描写され、ナンナもフィンをお父様と呼ぶ(実父かどうかはプレイヤー各人のお気持ち次第)。同作でのラケシスとフィンの関係性については7章「トラキアの盾」(ナンナとフィンの会話)、9章「ノヴァの紋章」(セルフィナとフィンの会話)、及び公式イラストワークス掲載の逸話「レンスター落城」の描写が参考となるだろう。
派生商業作品では大沢美月による漫画版がフィンとラケシスのカップリングを実現させている。
人気の割には難易度が高めのカップリング。もともと互いに面識がなく、また本編中の会話もないため、いかに隣接して好感度を上げるかが重要になってくる。ラケシスは2章で仲間になり、3章の終了後にフィンはレンスターに帰ってしまうため、この2章の間に二人を恋人にまで発展させなくてはならない。
スキルは恵まれており更には親子会話でナンナの速さが+5されるという恩恵は大きいが、フィンは槍しか持たないため、武器が剣であるラケシスの息子デルムッドには武器継承ができない(一応、シャコバンやシャガールといった剣をドロップする敵をフィンで撃破し、その剣を売らずに保持し続けさせれば引き継ぎ可能ではある)。しかも引き継ぎ関係なく子どもができた時点で後半でのフィンの武器は「てつのやり」一本になってしまい、7章ではリーフとナンナと城と村を「てつのやり」一本で守る事になる(尤も、十分に育て上げたフィンなら「てつのやり」の一本でもあれば普通に無双できてしまう)。
少なくとも初心者向きではないが、そこは愛の力で乗り切るのがファンである。