複数の使われ方があるが、ここでは『神撃のバハムート』『Shadowverse』に登場するキャラクターについて解説する。
概要
CV：花澤香菜
illust:虫麻呂
Cygames制作のソーシャルゲーム『神撃のバハムート』の登場人物。後に同社制作のゲーム『Shadowverse』にも出演した。
神撃のバハムート
「妖精の庭」を統べる、名前通りの妖精の姫。風や樹木などの自然の声を聞く力を持っている。
おおらかで心優しい性格。その純粋さから冗談を言われても通じない部分がある。一方で芯の強さも持ち合わせており、作品の舞台である「ミスタルシア」に脅威が迫った際は、主人公の「騎士」と共に戦う意志を示している。
カードとしては「レジェンドガチャ」にて「フェアリープリンセス」として登場したのが初出だが、神撃のバハムートの2周年記念のイベント及びガチャにて「フェアリープリンセス・アリア」という名前で登場した後は、もっぱらアリアとしてカードやイベントに出演している。
主な登場イベント
- 導きの妖精姫と世界救う剣
- 去りゆく君への鎮魂歌
- 脱出!暗黒の初夢世界!
- 喪失の妖精姫と伝説の古代神
- 君と僕の終わりの物語
Shadowverse
対戦型カードゲーム『Shadowverse』にも出演。『クラシックカードパック』という最初期から登場してるカードパックにて、フェアリープリンセスのカード名で登場したのが初出である。
その後は導きの妖精姫・アリア、瘴気の妖精姫・アリア、使命の妖精姫・アリアとしてリメイク登場しているほか、リーダースキンとしても登場している。
フェアリープリンセス
ここは妖精たちの庭。清き心持つ子らの楽園です…。貴方も同じ澄んだ心を持っているのですか？輝きに導かれた人…。
| カード名 | フェアリープリンセス |
|---|---|
| 種類 | フォロワー |
| クラス | エルフ |
| レアリティ | レジェンド |
| コスト | 6 |
| 進化前 | 攻撃力：4 体力：4 |
| 能力 | ファンファーレ フェアリーを手札が上限枚数になるまで加える。（上限は9枚） |
| 進化後 | 攻撃力：6 体力：6 |
| 能力 | |
| CV | 花澤香菜 |
| 収録セット | クラシックカードパック |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
ファンファーレ能力で、エルフクラスの象徴である「フェアリー」というトークンを手札の上限枚数まで加える能力を持つ。
エルフにはそのターン中カードを2枚プレイしてることが能力発動の条件となるカードや、他の手札の枚数が多ければ多いほど強力になるカードが多数あるため、コストが1であるフェアリーを大量に加える効果自体は悪くない。しかし自身のコストが"6"と中途半端に大きい数字であるため、コストと効果が釣り合わずデッキへの採用数は多くなかった。
導きの妖精姫・アリア
その後、過去カードのリメイクがテーマの一つとなっている第7弾カードパック『時空転生』にて導きの妖精姫・アリアとしてリメイクバージョンが収録された。カードイラストは神撃のバハムートの「フェアリープリンセス・アリア」のイラストを使用している。
頬を打つ風……。
争いの予感……。
避けられぬのならば、立ち向かうより他ありません。
新たなる風に乗って――妖精よ、私の下へ。
| カード名 | 導きの妖精姫・アリア |
|---|---|
| 種類 | フォロワー |
| クラス | エルフ |
| レアリティ | レジェンド |
| コスト | 4 |
| 進化前 | 攻撃力：3 体力：3 |
| 能力 | ファンファーレ フェアリーウィスプ1枚を手札に加える。 |
| エンハンス 9； その後、フェアリーを手札が上限枚数になるまで加える。（上限は9枚） | |
| 進化後 | 攻撃力：5 体力：5 |
| 能力 | 進化時 フェアリーウィスプ1枚を手札に加える。 |
| CV | 花澤香菜 |
| 収録セット | 時空転生 起源の光、終焉の闇 |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※エンハンス…本来のコストの代わりに、記載の数値分のPPを支払うことで発動する能力。
ファンファーレと進化時にフェアリーウィスプというトークンを1枚ずつ手札に加える能力と、エンハンス9で旧バージョンと同じフェアリーを手札条件になるまで加える効果を追加で行う能力を持つ。
このフェアリーウィスプは、コストが"0"という点が強力。条件によってプレイした瞬間場から退場する能力も持っているため、事前にカードをプレイすればするほど強力になるフォロワーであるリノセウスをフィニッシャーとしたアンリミテッド用デッキ「OTKエルフ」は、アリアが登場したことにより一気に強化された。
あまりにも強力なデッキとなったため、アリアは2018年1月24日のメンテナンスにて、アンリミテッドで1枚しかデッキに入れられない使用制限を受けてしまった。ただしこれに関しては、2019年3月28日のメンテナンスにて解除されている。
瘴気の妖精姫・アリア
過去の人気カードが「闇へと堕ちた姿」で再登場する第20弾カードパック『暗黒のウェルサ』では、瘴気の妖精姫・アリアとして登場した。
汚らわしきは命の息吹き。
瘴気の風は伝染する。穢れた命を腐らせる。
枯れ果てるなんて生ぬるい。穢れ、腐り、崩れ落ち。
私のもとで、這いつくばるのが似合いでしょう。
| カード名 | 瘴気の妖精姫・アリア |
|---|---|
| 種類 | フォロワー |
| クラス | エルフ |
| レアリティ | レジェンド |
| コスト | 4 |
| 進化前 | 攻撃力：3 体力：3 |
| 能力 | ファンファーレ フェアリーウィスプ1枚とフェアリー1枚を手札に加える。 |
| 進化後 | 攻撃力：5 体力：5 |
| 能力 | 進化時 このバトル中、自分のリーダーは「自分の場にフェアリーウィスプかフェアリーが出るたび、それは+1/+0されて、突進 と「ラストワード 相手のリーダーに1ダメージ」を持つ」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。 |
| CV | 花澤香菜 |
| 収録セット | 暗黒のウェルサ |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※突進…場に出たターンでもフォロワーを攻撃できる能力。
※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。
ファンファーレ能力でフェアリーとフェアリーウィスプを手札へ供給しつつ、進化時に攻撃的なリーダー付与能力を働かせる。
自分のフェアリーたちが突進を持つため、宿命の狐火・セッカが持つ「このバトル中に場を離れた自分のエルフ・フォロワーの数」が格段に稼ぎやすくなる。
ゲーム中盤以降をアリアの進化時能力で凌ぎ、宿命の狐火・セッカからの九尾の決意によるフィニッシュをメインとしたデッキ「セッカエルフ」は、各弾の環境においてトップTierデッキとなったケースもあった。
使命の妖精姫・アリア
神撃のバハムートの周年イベントがテーマとなっている第29弾カードパック『ミスタルシアの英雄』では、使命の妖精姫・アリアとして登場した。
公式のカード紹介では、上記神撃のバハムート内の2周年イベント『導きの妖精姫と世界救う剣』などが主な登場イベントとして紹介された。
| カード名 | 使命の妖精姫・アリア |
|---|---|
| 種類 | フォロワー |
| クラス | エルフ |
| レアリティ | レジェンド |
| コスト | 2 |
| 進化前 | 攻撃力：2 体力：2 |
| 能力 | ファンファーレ フェアリー1枚を手札に加える。それは「ファンファーレ 進化する」と「自分のターン終了時、手札に戻る」を持つ。 |
| 進化後 | 攻撃力：2 体力：2 |
| 能力 | 疾走 |
| 攻撃時 「このバトル中、自分のフォロワーが進化した回数」が7回以上なら、自分のフェアリーすべては疾走 を持つ。 | |
| CV | 花澤香菜 |
| 収録セット | ミスタルシアの英雄 |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※疾走…場に出たターンでも攻撃できる能力。
フェアリーに関する能力はこれまでのアリアと同様。こちらのアリアはこれまでより更に軽くなった2コストとなった。
ファンファーレでは自動進化とターン終了時に手札に戻るフェアリーを1枚を加える。進化後は疾走能力を持ち、バトル中に進化した回数が7回以上であれば、攻撃時にフェアリーにも疾走を与える能力を持つ。
安らぎの女神・プルメリアなどと同様、フェアリーを軸にしたデッキで活躍できる能力である。
登場時点のローテーションのカードプールには、妖精の学習などの比較的手軽に進化回数を増やせるカードも存在するため、フェアリーを軸にしたエルフデッキではフィニッシャーとなりうる性能と言える。
カードイラストにはフェアリーウィスプが写っているが、今回のアリアはフェアリーウィスプに関する能力は一切持っていない。
ちなみにカードイラストの出典は、神撃のバハムートの「フェアリーファンタジア・アリア」のイラストである。
リーダースキン
2017年6月16日に開催されたイベント「1st Anniversary 人気カード投票」にて、10枚のエルフのカードの中にピックアップされた。
その10枚の中で見事1位を獲得し、リーダースキンとしての実装が決定。その後、第8弾カードパック『起源の光、終焉の闇』でまれに入手できるリーダースキン付きカードとして実装された。
神撃のバハムートの項目に記述した風と対話ができる設定を意識したセリフが特徴。
リーダースキン付きカードのイラストは神撃のバハムートの「ピュアクリスマス・アリア」のイラストを用いている。そちらのイラストの背景をよく見るとクリスマスツリーのようなものがあるが、これはその名残と言える。
その他
第12弾カードパック『鋼鉄の反逆者（リベリオン）』ではイラストにアリアが描かれたアリアの旋風という関連カードも登場した。
関連イラスト
ご本人によるイラスト。
