フェニックスエール
ふぇにっくすえーる
CV:三石琴乃
GEAR戦士電童が地球で再起動の際に現れた謎の少女の正体。地球防衛組織GEARと機械帝国ガルファ双方が求める電子の聖獣『データウェポン』。
アルクトス最大の守護を齎す最大・最強の存在でガルファからは『七体目』と称されており、17年前は平時では姿を見せずガルファと共にあるが、有事の際は姿を現し、人々を守り導くと王家内部で伝承され続けていた。
ガルファ皇帝が求め続ける最大の理由は、自分の最強守護神にして巨大なエネルギー源でもあり、同時に自身を倒す唯一の存在だからでもある。
最後の最後までその姿を現さなかったのは、契約条件が『星に生きる全ての者達が絶対的に不利な絶望の境地の状況から這い上がる"希望"』と云う極めて特殊な事情によるものであった。
17年前のガルファの反乱では一斉決起と混乱による不足かつ絶望的状況下から発動出来ずに終わり、結果的に惑星住民の殆どが虐殺される事態となってしまう。
だが、少女ベガの体内に遺伝子レベルで入り込み、後に北斗が生まれ、共に共有できる者と出会うまで顕現出来る機会を窺っていたのも真実である。
電童の起動や、『輝刃』の誕生、北斗の洗脳を解いたのも、彼の大脳皮質に隠れ、銀河と極限的状況下からの思いが重なった時に発動し、間接的に力を与えた。
電童に装着される場合はフェニックスエールの巨大な翼と尾を与えた。
凰牙に装着される場合は二振りの刀剣「雲噛(クモカミ)」と「海鎚(ミナツチ)」を与えた。この刀剣はアルテアが愛用している刀剣を凰牙のサイズで再現したものである。
フェニックスエールの特殊能力。無限のエネルギーを供給し続けられ、インストールしたGEARはハイパーデンドーデンチの交換なく活動できる。さらに、データウェポンのファイナルアタックも2体以上の同時発動『データウェポンFA』も可能となり、FA発動後も即座にエネルギーが供給されることで次のFAを行える。
なお、凰牙も『フェニックスエールFA』の発動は可能だが、劇中では未使用となっている。
ちなみに、フェニックスエールと契約が行われていれば、フェニックスエールの装着なしでもGEARへ無限のエネルギーが供給される。
スーパーロボット大戦シリーズでは「フェニックスエール形態時のみ、ターン始めにEN全回復」という形での再現になっており、作中での描写と若干ズレがある。