概要
フラソニとは、ワンパンマンの閃光のフラッシュと音速のソニックのBLカップリングである。
公式での関係性
閃光のフラッシュと音速のソニックは名前が似ており、また同名の技を使う。超スピードを活かした戦法、自身の技量に対する自信のある言動など、色々と共通点は多い。
ONE氏は「ソニックとフラッシュにはつながりがある」と発言している。
また、ソニックはプロヒーローにこだわりのあるフラッシュの思想を否定しているともとれる言葉を発している(因みにこの発言が出たのはフラッシュとは関係のない場面である)。
後にリメイク版95話にて、フラッシュとソニックは同郷の同期であることが判明した。通称「終わりの44期」。
フラッシュが過去に「終わりの44期事件」なるものを引き起こし、ソニックが唯一の生き残りとなったことから、2人の間には浅からぬ因縁があるものと思われる。
以下、ONE版115話ネタバレ注意
リメイク版にて何度かその関係が示唆されてきたが、原作115話にて、遂にフラッシュの口から語られた。
彼ら二人の出身は「忍者の里」。孤児を集めて収容し、過酷すぎる訓練の末に暗殺者として出荷する工場だった。その一員だったフラッシュはいつしか落ちこぼれの演技を始め、より厳しい訓練に自ら身を投じていた。
そんな中フラッシュに話しかけてきたのが、同じく落ちこぼれとして評価されていたソニックだった。フラッシュは外部から拾われてきた子供であったため、外の世界の記憶が自我を保たせていた。そしてソニックは里で生まれた身だったが、生まれながらの強い心により支配を免れていた。
ソニックは自分にはメリットもないのにフラッシュに助言を続け、またフラッシュの方も、訓練で鈍った感覚を取り戻すために彼と会話を続けた。彼らは日々課せられる過酷な訓練の合間に、周囲の目を盗んで独自に訓練に励んでいた。
そんな中、ソニックはフラッシュに自身の思惑を伝えた。それは里を乗っ取り、最悪の支配体制を撤廃すること。更に、
「俺達と同じ境遇の孤児達をもっと自由に伸び伸びと育てるんだ」
「暗殺術なんて人殺し以外じゃ役に立たない」
「俺が思うに本当に価値のあるものは…」
「自分の人生を自由に生きる力だ」
と、現在の彼からは想像もつかない夢を語った。彼がフラッシュに協力的だったのは、自分と同じような目をしていたこと、そして夢の実現のための力を得るためだった。
しかしフラッシュは内に秘めた激しい正義感により、卒業試験時に施設の関係者や同期生を惨殺。里は壊滅し、これがリメイク版で語られた「終わりの44期事件」だった。ソニックが語るところでは更にフラッシュが去った後、戦力がガタ落ちした里へ検定の日を狙ったブラストが現れ、後輩たちにも容赦なく戦ったという。
その後フラッシュはヒーローとして活動を始めたが、自らの夢を実現することができなくなったソニックは、外の世界で暗殺を生業とする他なくなっていた。そしてソニックは「ヒーローなんてそもそも人間の身の丈にあっていない」「名乗るに足る器を持っている者などいない」と語り、正義に失望するに至った。
因みにフラッシュはソニックのことも殺そうと考えていた。しかし他の関係者のような殺害方法とは違い、毒殺によって楽に死なせようとしたらしい。しかし過酷な環境下で耐性のついたソニックは、生死の境を彷徨いながらも結局生き永らえてしまったという。
以上の経緯から二人には中々の因縁があり、114話で偶然再会した際も互いに驚いた顔をしていた。
その後紆余曲折あって二人は一騎打ちをすることになる。戦闘の中でもフラッシュは余裕を崩さなかったが、ソニックは彼に一撃を喰らわせたり、絶技・閃光脚を防ぎ切るなどの活躍を見せる。その成長ぶりにはフラッシュも素直に称賛していた。