解説
スナック菓子エアリアルの限定フレーバー。
生のトマトの風味である甘味・酸味・旨味・香りを引き立たせることをコンセプトにしている。
生野菜特有の渋みをも隠し味に持たせることで、調理されたトマト味のそれとは一線を画する文字通りの味にこだわる。
2022年12月5日にアニメ『機動戦士ガンダム水星の魔女』とのコラボ企画の一環として発売されたもので、割り当てられたキャラクターはミオリネ・レンブラン。
ミオリネは、ストーリー1話からトマトを個人の温室で作っており、母親との関係の示唆、グエルとスレッタの決闘のきっかけ、入室の許可による心の壁の隠喩など、話の所々に関わってきており、ミオリネを表す象徴としてもトマトはピッタリであった。
パッケージの全文は「ミオリネお気に入り フレッシュトマト味」。
さらに発売後もヤマザキビスケットの公式からは、年が明けて2023年1月8日17:30にてtwitterでも改めて紹介していた(参照)。
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関連イラスト
日曜朝8:30の番組とのコラボイラストも…。
関連タグ
エアリアル(スナック菓子) 機動戦士ガンダム水星の魔女 ミオリネ・レンブラン
以後、『機動戦士ガンダム水星の魔女』第12話のネタバレがあります。
コラボ関連について(以後ネタバレ)
当該作『機動戦士ガンダム水星の魔女』は、今回のコラボに関してフレーバーのネーミングと作中の壮絶な展開がリンクしている事例があったため、このフレーバーに関しても以前から不穏な予感を抱く視聴者は少なくなかった。⇒直火で炙った焼きとうもろこし味
報道特番や年末特別番組進行による放送延長を挟み、年が明け満を持して放映された1期最終回のその内容こそがトマトを連想させるにはあまりに衝撃的な展開であり、当該ラストシーンに打ちのめされた直後だった視聴者は騒然。
そして上記のツイートが行なわれた日時は、よりによってその最終回である第12話のオンエアが終了した直後だったのである。
前回の焼きとうもろこし事件では、もともとレギュラー商品であったため、ネーミングが偶然噛み合いすぎているという域を出られず、このことから「ヤマザキは何も知らなかったのでは」という意見が出るのもやむなしであった。
だが今回ばかりは放送直後のタイミングでの再告知であるため事情が異なり、「(前回のそれを含めて)狙ってやってるだろ」との意見が増加。
「ミオリネお気に入り」というパッケージの文言がすでにミオ虐である。
海外勢もトマトジュースや潰れたトマトの画像を添えたツイートをしたりあまりの衝撃に絶叫する者も多数。
「チェダーチーズ味」が割り当てられたグエル・ジェタークや、「コーンポタージュ味」が割り当てられたシャディク・ゼネリがどうなってしまうのか、改めて戦慄する者も少なくない。
そのうえ、スレッタのうすしおは「(倫理観)うすしお」と言われ、グエルのチェダーチーズは「(曇らせ)濃厚チェダーチーズ」や「父親の乗ってたコクピットが溶けたチーズの様にドロドロ」と、現状が当てはまってしまっている。
シャディクのコーンポタージュは「(脳みその中身が溶けきった)コーンポタージュ」「(人間関係が)ドロドロのコーンポタージュ」などと初めは言われていたが、彼はかなりヘイトを稼いでおりコーンポタージュのようにドロドロに溶かされてほしいやらコーンのように潰されてほしい、或いは缶入りのコンポタが粒を飲み切るのが難しいことから取り残されて孤独になる暗喩などと話題にされ、Twitterのサジェストには「コーンポタージュ 死に方」という謎の検索候補が浮かぶ程であった。
さらなる指摘点として、シャディク(及びエラン)の割り当てられているトウモロコシは実は植物的な相性がトマトとは最悪であり(トマトの生育には強い日光が必要なため、トマトよりも背丈の高いトウモロコシは日光を妨げる観点で混植は適さない)、こちらの点でもシャディクは門前払いを食っている状況である...
なお、トマトと風味的な意味で相性のいいコラボ商品のフレーバーはスレッタの塩・グエルのチーズであるため(さらに言えば塩とチーズも相性はいい)、この点でもシャディクは余計に不憫さが増す結果に...
しかし、スレッタのコラボ第2弾の単独でのフレーバーはコーンポタージュ味のため、更なる不穏を予感させる視聴者も...
サワークリームオニオン味の「爽やかな視聴感」「涙腺崩壊」解釈が癒しである。
余談だが「Fresh」はおなじみ「新鮮」という意味の英単語だが、「Flesh」と綴ると「血肉」となり、さらには他動詞で「(人を)殺し合いに慣れさせる」という意味もある。
別に関係は無い……はず。
最後に
既に定着してしまったネタではあるが、ミオリネ役声優のLynnはラジオで「最終回のハエ叩きとフレッシュトマト味を結びつけるのはやめてほしい」と苦言を呈している。
「トマトはトマト、あれはあれ。フレッシュトマトは美味しいもの、温室で大切に育てた宝物」と語っている。
何事もそうであるがネタ扱いは、いい気分でいる人ばかりではない(演じる役なら尚更)ので使用の際は注意。