概要
ヤマザキビスケットが販売するスナック菓子「エアリアル」のフレーバーのひとつ。
日本古来の製法による「天然醸造木桶仕込み丸大豆醬油」を使い、焼きとうもろこしの風味を再現したもの。
これ自体はレギュラーラインナップであり、パッケージにはフレーバー名である「直火で炙った焼きとうもろこし味」、およびシリーズ共通のキャッチコピーである「4層が生み出すサクサク感」という文言が添えられている。
水星の魔女コラボ
そんなエアリアルであったが、2022年10月から放映が開始された『機動戦士ガンダム水星の魔女』の主役機の名前がずばり「エアリアル」だったことから、同作品とのコラボが実現。各フレーバーごとにそれぞれ別のキャラクターとその乗機が描かれた特別パッケージ、および期間限定フレーバーが登場し、ファンを楽しませた。
この焼きとうもろこし味にはエラン・ケレスとガンダム・ファラクトが割り当てられている。
関係者も楽しんでいるようで、エランが主役を張る第6話のオンエア直前にはメインライターの大河内一楼氏が本商品のパッケージの写真を添えた上で、「買ーえーたー。今日はエラン回なので、焼きとうもろこし味を。」とツイート。
またスレッタ・マーキュリー役の市ノ瀬加那女史も、第6話放送中に本商品のパッケージの写真を添えた上で「たべながらみてます、、!」とツイートしている。
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※以下、機動戦士ガンダム水星の魔女第6話のネタバレがあります
...ここまでならよくある話であった。
コラボ関連について(以後ネタバレ)
その第6話では、ただでさえ設定の不穏さが次々と開示されていったうえ、今までのエランは4人目の偽物だったという衝撃の事実が発覚。
さらに決闘に負けて用済みとみなされた彼は焼却処分されるという結末となり、SNSや各掲示板は阿鼻叫喚の様相を呈した(この件についてはエランショックの記事も参照)。
...ここで本商品の名前とキャッチコピーを思い出してみよう。
「直火で炙った焼きとうもろこし味」
「4層が生み出すサクサク感」
「直火で炙った焼きとうもろこし味」自体はレギュラー商品であり、当然コラボ以前から発売されているうえ、パッケージの文言もレギュラー版とコラボ版で何も変わりないため、少なくともヤマザキ側が意図することはできない。
また大河内氏のツイートにはリプやツッコミが多数寄せられ、やや遅れて日本語の意味を把握した海外ファンも絶叫に包まれると共に、「Happy birthday to you」という言葉がまるで呪いをかけてやらんと言わんばかりに多数リプライされることとなった。
その後の展開
本フレーバーでの事件はいろいろな意味でファンの心に刻まれることとなったが、この不穏な展開に「チェダーチーズ味が割り当てられたグエルとコーンポタージュ味が割り当てられたシャディクはどうなってしまうのか」と恐れるファンも現れた。
...そして、よりにもよってせっかくの期間限定フレーバーであるフレッシュトマト味で同様の事件が再び発生してしまった。
しかもこちらは当該回の放送後にわざわざ改めて宣伝されたため、偶然と言い切れないというオーバーキルぶりである。...この件については個別記事に譲る。
シーズン2放送時期である2023年春には、ヤマザキビスケットと株式会社ガンダムとのコラボという体裁で第2弾が発表。パッケージデザインも社員とガンダム・エアリアル(改修型)を前面に押し出したものに一新されたが、シーズン1での事態から、パッケージに描かれたチュチュとニカ、およびチュチュ専用デミトレーナーの末路(特に1期終盤で複雑な事情に巻き込まれたニカ)を心配する声が上がっている。
……結果的には第20話において、二人の方は無事だったがデミトレーナーがビームで炙られて大破するというまさかの結果になったのだが。
余談
- 韓国で開催された「水星の魔女コラボカフェ」においては、エランのイメージメニューは「炭色のレモネード」であった。(参照)炭色はもちろんのこと、Lemonという単語にも不良品・出来損ないという意味が含まれるため、これに関しては狙ってやっているとしか思えない。救いはないのですか?
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第2弾コラボエアリアルを食べる水星の格付けメンバーの皆さん。
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フレッシュトマト味:劇中の展開とリンクしてしまった事例その2、リンク先ネタバレ注意。