概要
『ルパン三世THEFIRST』に登場する劇中のキーアイテム。
フランスの考古学界の世界的権威であるブレッソンが遺した日記。
かの大怪盗アルセーヌ・ルパンが唯一盗みに失敗したとされている秘宝。
キーワード入力が必要で厳重なケースに保管されている。
ある人物が制作したケースによって厳重に守られており、鍵を差し込んでから60秒以内にキーワードを入力しなければ、取り付けられている撃鉄が作動し日記やその周囲の人間諸共爆発する仕掛けがかけられている。
キーワードは5文字のアルファベットから成る8文字の単語。
その強力過ぎる仕掛けから日記の全容は分かっておらず、中身を見た者は莫大な財産を手にするといわれている。
内容から、第2次世界大戦期にナチス・ドイツが日記の在り処と中身を追っていたともされる。
その全容(ネタバレ含む為注意⚠️)
ブレッソン・ダイアリーを解く鍵となったキーワードは5文字のアルファベットから成る8文字の単語。
それは『Laetitia(レティシア)』。
ブレッソンは自身の孫娘であるレティシアの名前を日記の鍵としていた。
日記の内容としては、古代ヘブライ語やスキタイ語、アッカド語等様々な言語で記されており、超古代文明の遺跡内に鎮座する古代兵器までに辿り着く試練の突破方法や兵器の操作方法、そして封印方法が記されていた。
古代兵器はエクリプスと呼ばれ、膨大な無限エネルギーによりマイクロブラックホールを発生させることができる。
エクリプスは劇中では『日食』を意味する。
ルパンが劇中序盤でブレッソン・ダイアリーに触れた際、「妙に懐かしい」と呟く。
ブレッソンには資金面を含む様々な支援をしてくれるパートナーがいたとされている。
ブレッソン・ダイアリーの表紙にはブレッソンの頭文字(BRESSON)のBと共に、文字の両端にルピナスの花が描かれていた。
ルピナスの花はルパン一族の通り名に由来する花であっ
た。
日記の厳重なケースを開くふたつある鍵をブレッソンの孫娘であるレティシア、そしてルパンが祖父であるアルセーヌ・ルパンから受け継いだものとして所持していた。
このことから、ブレッソンのパートナーがアルセーヌ・ルパン(ルパン一世)であったことが判明する。
日記の厳重なケース及びカラクリを作ったのも彼であった。
ルパン三世は、アルセーヌ・ルパンがブレッソン・ダイアリーを盗むのに失敗したというのは彼自身が流したガセネタであり、この日記を子孫である自身の一族の人間に開いて欲しいという願いのもと作られたのだと推測した。
ケースはアルセーヌ・ルパンの孫ルパン三世により、日記の内容はブレッソンの孫娘レティシアにより解かれた。
2人の出会いは祖先により組まれた必然的な出会いだったのかもしれない。
その後、ルパン一味の手柄を横取りしたランベール達によりエクリプス(古代兵器)が彼らの手に渡ってしまう。
強大な力を手にしたランベールだが、レティシアから軽蔑の目で見られたことで激高し箍が外れてしまい、彼がその腹いせにブレッソン・ダイアリーを燃やしてしまった。
ブレッソンが頑なに日記の中身を公開しなかったのは、人類がエクリプスを扱うにはまだ早いと判断し、悪意ある者の手に渡らないようにと願ったからだろう。