あらすじ
銀行員直木純一(23)は、プラットホームで見かける影野映子(21)に想いを寄せていた。
影野の顔はマスクで隠れているが、直木はその瞳を見て、心の美しさを予感するのであった。
やがて喪黒福造の仲介で影野が直木の部屋を訪れる。
舞い上がる直木に対し、突如服を脱いだ上マスクを取る影野。
豊満でしなやか肢体、そして美しい顔があらわになる。
なぜそんなに美しい顔を隠すのか?という直木の問いに、影野は衝撃の答えを口にした…。
結末
影野が自分の眉間を押すと、顔がひび割れて崩れていく。
その顔は仮面であった。
整形手術に失敗した影野の顔は、まるで皮膚が剥ぎ取られたかの様なグロテスクな顔に成り果てていたのである。
直木の悲鳴が響き渡る中、見届けた喪黒は「あれくらいの欠点は愛情で補えるでしょう」
と締めくくるのであった。
アニメ版
- 旧では直木役は堀川りょうで、その後、第55話「からみ酒」にモブ役で両名が登場。影野は相変わらず仮面とマスクで顔を隠しているが、直木と仲良く酒を飲んでおり、喪黒の言葉通り愛情で補えたようである。ちなみに堀川は、第41話「グルメ志願」や第97話「示談屋」でも悲惨な役を演じている。
- NEWでは直木役は羽多野渉で、直木26歳、影野28歳と、原作より年上になっている。影野のデザインもより現代風に変更され、仮面の下の恐ろしい素顔を表すシーンは、会話の最中に顔に突如ひびが入る描写で、素顔になった直後は声にエコーがかかる演出に変更された。