概要
プリピャチとは、ウクライナの地名(かつて存在した都市)。
1970年にチェルノブイリ原子力発電所で働く人々のための街として創建され、エレベーター完備の高層マンションなどの近代的な建物・病院・カルチャーセンター・公園など様々な施設が建てられた緑の豊かな街だった。なお街の性質から地図には載らない閉鎖都市として存在していた。
ソ連時代末期に当地に存在した原発で、チェルノブイリ原発事故が発生した。
事故発生当時は4万5千人が住んでいたが、ほとんどは事故直後に避難。原発労働者のために建設されたアパート群はそのまま無人化し、ゴーストタウンとなった。
事故後もしばらく原発が稼働していたが、現在は原発も閉鎖されている。ただし、居住者はいないが事故処理のために働く人がいるため、完全な無人地帯ではない。
事故以来人間の生活が行われていない為に野生動物の個体数は増加し、自然環境が回復している。
政府発行の通行証がないと入ることは出来ないが、地元ツーリスト主催の観光ツアーがあるため、入る事は出来る。(ただし、ツアー中や参加後の健康については自己責任である旨の書類への記入が必要)