概要
東スラブ系の民族。ウクライナ国籍を持つ人の大半が民族的ウクライナ人というわけではなく、ロシア系やベラルーシ系、非スラブ系の人もいる。またロシアやベラルーシにも民族的ウクライナ人が多く住んでいる。
日本でコサックダンスとして知られるホパークはロシアではなく、ウクライナの伝統文化である。
容姿と遺伝子
たまに、ロシア人やウクライナ人などの美女や美少女は混血の影響でアジア要素が強いという意見をSNSやネットに書き込まれる場合があるが、トルコなどのヨーロッパにある混血地域や、ロシア・ウクライナなどの東欧の人々の外見は白人に分類されている 。
つまり、実は混血のケースは他地域より多くても混血の影響自体はむしろ低い。
遺伝子に置いても、例えば父系遺伝子において、ウクライナ人すらアジア系遺伝子は5%しか入っておらず、80%近くが白人特有の遺伝子で構成されている と判明しており、母型に至っては東欧含めてヨーロッパ全域の人々がほぼ白人特有の遺伝子で構成されている。
特にロシアなどの東スラヴ人は混血が始まった当初から白人の比率が高かったため、元から混血の影響は低かった。
それどころか、ブルガリア人などのように、かつてアジア系に分類されていたが現在は白人に分類されるくらい白人の特徴が色濃くなった民族も多く、東欧を含めたヨーロッパ全域でアジア人の特徴が濃い白人の民族は非常に少ない。
更に、東欧の諸民族と混血したアジア系は新モンゴロイドという民族であり、これはいわゆる弥生人と同じ容姿を持つ民族である。これらのモンゴル系の民族と東スラヴ人の容姿の間には人種的な区分が置かれており、実際に見比べると似ても似つかない事がわかるだろう。
まとめると、ロシア系やウクライナ系の白人美女や白人美少女は白人の遺伝子が非常に強い。言い換えるなら、彼女達の中にアジア要素を濃く持つ者はいない。
余談
よくYouTubeやネット掲示板、SNSなどの画像・動画では白人の美女や美少女をロシアやウクライナ人の女性だと紹介する事があるが、実はこれにはかなりデマが多い。
実際にはドイツ人やイギリス人、オランダ人やアメリカ人などが美形というだけでロシア人として紹介されているケースも少なくない。
このようなデマは民族や国籍を侮辱していると捉えられかねないので、注意が必要である。
もっとも、日本の事務所側がアメリカ人を北欧タレントとして売り出したケースもあるので、情報発信側が何らかの意図をはらんでいる場合もある。
しかし、当たり前の事だが、彼らの中のアイデンティティが国籍や出身国にある場合も多いので、情報の受け手側にもリテラシーが求められるのは言うまでもない。
関連項目
ウクライナ系アメリカ人・・・アメリカ合衆国に帰化したウクライナ人。
架空のウクライナ人
トレノフ・Y・ミノフスキー・・・1983年、ソビエト連邦のウラル地方生まれ。
マリア・タチバナ・・・1903年、ロシア帝国のキーウ生まれ。
千代田桃・・・東欧の出身でウクライナ語を母語とする描写がある(国籍は不明)
ナスターシャ・ロマネンコ・・・1976年、プリピャチ生まれ。