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ソビエト連邦に多く存在し、ソ連崩壊後の国々にも存在する。

治安上の理由から、旅行や居住、立ち入りが厳しく制限されている。

外部からの訪問者は勿論、閉鎖都市の住民も同様に外部との接触については制限がある。

一般的に、閉鎖都市は公然と地図に載せられているが、閉鎖都市の中には公式な地図上に記載されない秘密都市が存在した。

ソビエト連邦の閉鎖都市

第二次世界大戦後の1940年代後半より、核開発などのための特別な都市を秘密裏に建設し始め、さらに軍事上重要な都市への旅行を制限し始めた。外国人は当然の事ながら、場合によっては自国民や地元住民も閉鎖都市へ行くことは出来なかった。

ソ連の閉鎖都市には主に2つのカテゴリが存在した。

  • 軍事産業または原子力・核兵器に関する産業が存在する都市
  • 国境地帯に所在、または軍事的重要性から閉鎖された都市

後者は、例えば海軍基地があるセヴァストポリウラジオストク、ムルマンスクなどが代表例である。これらの都市は、古くから存在し知名度があるために秘匿こそされなかったが、旅行などは徹底的な制限が課された。

一方で、前者にはプルトニウムの生産を行うジェレズノゴルスク(クラスノヤルスク26)、核兵器の設計を担うクレムリョフスク(アルザマス16)等が当てはまる。殆どが、1940年代以降に秘密裏に建設された。関係者や住民には徹底した箝口令が敷かれており、ソ連崩壊後に情報が公開されるまで存在しないことになっていた。

ロシア連邦

ソ連崩壊後のロシア連邦にも閉鎖都市は存在する。公式には知られていないが、大体200万人の住民がいると見積もられている。

閉鎖都市の多くはソ連崩壊後開放されたが、現在も閉鎖都市として立ち入りなどが厳しく制限された場所がある。(或いは未だに公開されていない秘密都市も… おっと)

最近では、2001年にクラスノヤルスク州ノリリスクなど数カ所が新たに閉鎖都市として指定された。

カザフスタン

カザフスタンにはロシア連邦が管理する閉鎖都市が2箇所存在し、1つはバイコヌール宇宙基地のあるバイコヌール、もう一つはセミパラチンスク核実験場のあるクルチャトフである。

ウクライナ

黒海艦隊の基地があるセヴァストポリや、ミサイルの製造拠点であるドニプロペトロウシクが1990年代半ばまで閉鎖都市とされていた。

エストニア

エストニアには近年までシッラマエ、パルティスキの2つの閉鎖都市が存在していた。シッラマエはソ連時代から原子力発電所や核兵器施設用に燃料棒や核物質を製造する化学工場があり、1991年まで閉鎖されていた。パルティスキにはソビエト海軍原子力潜水艦訓練センターがあり、1994年まで閉鎖されていた。

スウェーデン

近年までゴットランド島を中心としたゴットランド県への一般人の立ち入りが厳しく制限されていた。ゴッドランドは中世からの要塞で、東西冷戦中は軍事基地であった。

アメリカ合衆国

アメリカではマンハッタン計画による原子爆弾研究・製造の拠点として、1943年にオーク・リッジ、ロスアラモス、ハンフォードの3つの都市を建設している。

これらの都市は太平洋戦争終結後所在を明らかにされたが、原子爆弾関連施設については存在を秘匿していた。

中華人民共和国

中国には核兵器開発の目的で造られた都市、第9学会が閉鎖都市とされている。また大連市の旅順口区は人民解放軍海軍の基地があることから2009年まで全域が制限区域とされていた。

大日本帝国

我らが大日本帝国にもかつて閉鎖都市が存在していた。

その場所は瀬戸内海に浮かぶ大久野島。毒ガス兵器開発に関わるため地図から消されていた。

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  • 怪獣になってしまうその前に

    地方都市のN市に住む「私」はどこにでもいる普通の女子高生。アプリでクラスメイトと交流するような日常を謳歌していた。 そんなある日、製薬会社が爆発事故を起こし、続いて地震が起こるという怪現象が発生する。アプリにあげられた写真には、映画でしか見たことないような怪獣の姿が。 その事件の次の日からN市は閉鎖され、街中は人よりもドローンのほうが多い場所へと変貌していった。 そんな中、一部の人たちは連れて行かれて帰って来なくなってしまい、だんだんクラスメイトの数も減っていくことに気が付く。 製薬会社の社宅に住む「私」の友達が学校に来なくなってしまい、その子に会いに出かけた「私」は、そこが落書きだらけにされてしまい、彼女の友達も家から出られなくなってしまった事実を知る。 「私」の友達は、製薬会社の事故の真相をどうも知っているようで……。 人はいつか怪獣になってしまう。そんな閉鎖された街で今も、世界が終わってしまうのを祈りながら、「私」は生きている。 ・小説家になろう、エブリスタ、サイトにも掲載しております。
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