CV:壌晴彦
概要
本作のディズニーヴィランズで、 各地を放浪するゴロツキバッタ達のリーダー。本来バッタの体色は緑だが、脱皮前なのか茶色い体色をしている。
一人称は「俺」。冷酷かつ荒々しい性格の持ち主だが、リーダーとしての統率力はなかなかのもので頭も良い。
片目の色が違うのはカケスにつつかれて失明したからであり、それ以来鳥が大の苦手。
そのことを公衆の目前で間抜けな弟・モルトにバラされても、彼を殴らないという母親の遺言を忠実に守り続ける一面もある。
持論の「アリは食べ物を集め、その食べ物をバッタが食べる」という自然の摂理を盾に、初夏になるとアント・アイランドを仲間たちと共に訪れ、彼らが集めた大量の食べ物を恫喝して献上させ、食い散らかしていた。
アリの元へ来襲する直前の砂漠のバーのシーンでは、あきらかに部下を何人か殺していると考察されるシーンもある(この世界のバッタの骨格が頑丈なら大丈夫だろうが)。
一方、自分達より遥かに数が多いアリが勇気を出して全面抵抗すれば敵わず、今の掠奪生活が成り立たなくなる危険性も悟っており、真っ先にその兆しを見せたフリックを警戒していた。
それ故、アリたちの抵抗力を削ぐ為に自分がリーダーだと教え、女王の命を奪った上で雨季の豪雨でアリたちを殺そうと企む。
後半の決戦では、フリック達の作戦が悉く躓いた事で一時優位に立つが、最後はアリ達の一斉奮起により、危惧していた通りの結末に終わる。
せめてフリックや姫だけでも殺そうと追い掛けたが、逆にフリックの罠に掛かって鳥に捕まり、抵抗も虚しく巣で待つ雛の餌として食い殺されるという、無惨な最期を迎えた。それは、自分が度々持論として掲げていた「自然の摂理」そのものであり、それはホッパー自身も例外ではなかったのである。
ちなみに、弟のモルトは陽気な気質が幸いしたのか、作中で対立したサーカス団に下っ端として雇われるという、兄とは対照的な結末を迎えた。
余談
- NG集では、同じ箇所で何回も同じミスを犯すアッタやモルトに対して「勘弁してくれよ…」と愚痴をこぼしたり、スリムが怪我をするシーンでは本当に怪我をした彼を笑うなど、本編とは違い常識人なツッコミ役で、かなりフレンドリーな印象が強い。
- 彼の声を充てた壌氏は『ライオン・キング』の日本語吹き替えでスカーを担当しており、今作でもシンバVSスカーの対決が見られた(中の人的な意味で)。
- 「アニマルキングダム ダンス!ダンス!大冒険!!」に彼のパスポートが登場。