概要
南極海周辺に住む魚で、大きさ28cmくらい。坊主だのハゲだのとなんともひどい名前が印象的だが、標準和名で「ハゲ」とつく魚はコイツくらいのもの(地方名としてはウマヅラハギやギマといったカワハギの仲間がハゲと呼ばれる)。
浮き袋はないが脂肪分が多いようで、0℃前後の低水温でも元気に泳ぎ回るタフな魚。ペンギンやアザラシ、大型魚など南極の動物のエサとして重要な生物のひとつであり、もしこいつが低生魚だったら彼らの食料事情は大きく変わっていたかもしれない。
ちなみにノトセニア目の魚は南極の周辺にのみ分布し、北極にはいない。やはり陸地のある南極とただの巨大氷塊でしかない北極では何か決定的な差があるのだろうか?
関連タグ
ナンキョクオキアミ→南極で生態系を支える生き物のひとつ。
→南極の代表的な魚たち
→「ボウズ」つながりの魚