概要
マジ歌選手権は、テレビ東京系列で放送されるバラエティ番組『ゴッドタン』にて行われる年に一度の名物企画である。
お笑い芸人が自作による『マジ歌(ギャグ抜きで真剣に作った歌)』を発表し、完奏する事が出来るかを競いあう。審査員は、口の中に牛乳を含みながら笑いをこらえる。規定の人数(おおむね審査員の3分の2以上。全員の場合もあり)が牛乳を噴いてしまった時点で歌は強制終了となる。2020年~2023年まではコロナ禍の影響により審査員の設楽統の前に置かれた強制終了押しボタン式となっていたが、2024年より再開。なお、「マジ歌」と題されているが、芸人の本能によるものか、歌詞・衣装・パフォーマンスなど様々な面でウケを狙った作品を発表する者が多く、審査員はそれを批判するが演奏者は開き直っている。
楽曲は基本的に本人制作によるものだが、ヒム子もとい日村勇紀の楽曲は玉屋2060%、カンケ、ヒャダインが楽曲提供を行っている。
主な挑戦者
マジ歌シンガーたちのリーダー格として紹介され、トップバッターを務める。美声の持ち主であり、低音と高音を巧みに使い分けて歌唱する。初期はパクリ疑惑が生じているが、あくまでオリジナルを主張。
初期はフォークギターの弾き語りを続け、女の子の気持ちを歌った作品が多く、オネェ疑惑が浮上。のちにとうとうカミングアウトし、「ヒム子」として活動し始めてからは上述の通り玉屋2060%らが担当している。
完走後の待機中、審査員を凝視したり、角田の演奏中に日村へカメラが切り替わるなどで、笑いを誘発させる。
「角田バンド」と称して大竹涼太(人力舎マネージャー→ASH&Dマネージャー→ASH&D代表取締役)がサポートとして参加する。
大竹が歌の披露の前にスケジュール確認、東京03の売込みをするのが定番となっているが、スケジュールの確認は週休5日であることをバラされたり、「賛否が分かれる」と付け加えるて売り込んだりとマイナスイメージが強く残るもととなる。歌唱パートではそのような角田の実話を元にした不幸話を歌う。
大竹の同級生であるマジプータローこと川崎がエレキギター、番組チーフカメラマンの風間がドラムで参加する場合もある。
LA限定で活動しているアメリカ人ギタリスト、スラッシュ・コブラとのユニット「L.A.COBRA」で初参加。歌詞は主に英語で構成されていたが、日本での活動が増えてきたらしく、回を追うごとにLAらしさが減少しており、現在はちょい悪系おじさんバンドとして活動している。
主に岩井勇気が歌唱、澤部佑が合いの手を務める。第15回マジ歌スポットライトで初登場。「腐り芸人セラピー」同様、岩井の「腐りキャラ」を発揮した芸能界・テレビ業界批判を澤部によるツッコミを挟みながら邦ロック風のメロディーに乗せて歌う。二番サビ後に「腐り芸人セラピー」もしくは「あちこちオードリー」に出演したゲストが登場すると同時に楽曲も転調する。
第15回マジ歌スポットライトで初登場。Suchmosや人気ドラマなどをパロディにした洒落たPVを作成しており、歌唱内に挿入される。歌詞は芸能人いじりであることがほとんど。
第9回マジ歌スポットライトで初登場。楽曲の特徴は、本人の敬愛するBLANKEY JET CITY風のメロディーラインと歌い回し、英単語2語を略称にすることによる歌詞のダサさに定評がある。
毎回大トリを担当。作品の全ては過去にあった体験(作り話)を綴ったカミングアウトソング。落ち目的の派手な演出・服装(歌とは無関係)が、回ごとに激しくなり、1周目と2周目ではストーリー性を取り入れ、まったく違う衣装・特殊メイクで芸能人やキャラクターに変身し1周目では明らかに歌う気配がなくなっている。近年は、悪ふざけの要素を残しつつも、歌の内容や演出が本格的なミュージカル仕立てとなっている。