キャラクター
概要
異世界より突然現れた皇帝。
神羅万象シリーズの始まりとも言えるボスキャラ。
元ネタはマスターテリオンことアレイスター・クロウリー。
ちなみに、公式でフィギュア化されている数少ないキャラクター。
年表
第一章以前
全魔界に君臨する魔王。古の時代、魔導士メビウスの召喚に応じ、地上界に現出。世界征服を目論むも、創造神クリエールが力を与え魔人となった四人の戦士に敗れた。
異世界の扉から退散する際にクリエールを道連れにして魔創卵に封印。再びの地上界進出の機会を待ち続けることになった。
その後時を経て、中央王国の結界を破り、異世界の扉を抜け魔界より現れる。皇帝フガクを殺害し、調査に現れた四部族王を洗脳、「皇魔族四天王」に仕立て上げる。
ここから神羅万象の物語が始まる。
竜王ファフニール(聖龍院リュウセン)
蛇王ニーズホッグ(鎧羅院クロノス)
鳳王フルスベルグ(飛天院メルキオール)
獣王フェンリル(獣牙院バルバトス)
第一章「皇帝」「魔王」
新皇帝に即位し、他国との国交を断絶。中央王国への道を閉ざした。
*イラストは魔王マステリオン。
「憎悪と狂気が渦巻く混沌の闇へと落ちるがよい!」
第二章「魔神」
激戦から1000年後、依然としてマステリオンは聖龍石に封印されたままであったが、突然の地殻変動により異世界の扉が開かれる。その隙にボーンマスターが聖龍石を奪回。
さらにテスタロスやアナンシの暗躍により、魔神として復活を果たす。
「己の無力さを呪い尽き果てよ!」
第三章以前
創造神クリエールの慈悲によって、消滅したはずの魂は新生され、邪心浄化を受け「聖魔神」として生まれ変わる。
あらゆる力を無限吸収し、敵対する者の力を半減させる能力を得る。己を倒した光の戦士に感服し、以後守護神として密かに彼等を見守っていた。
第三章「魔神帯」
「天地戦争」では「魔神帯(マステリオンベルト)」に姿を変え、破壊神デストールとの決戦に挑む光龍神リュウガに直接力を分け与えた。
神獄の章(4章)
新星神の誕生により、新たな時代の礎としてその身を捧げる決意をしたマステリオンは、「魔神帯」から魂だけを抽出し、「神衛星」として新星神(マキシウス、ゼロニクス、イーリス)に力を貸す。
鬼吼神マキシウスと鬼面衛星
無頼神ゼロニクスと龍王衛星
虹響神イーリスと鳳凰衛星
王我羅旋の章(5章)「魔神衛生」「聖魔神」
王我血族との激戦で「鬼面衛星」と「龍王衛星」が融合した事で「魔神衛星」に進化。禍々しいまでの魔力を齎すが、マキシウスとゼロニクスの神力を無限に蝕み続ける。
その後、本来の器である「魔神帯」を装着することで解呪に成功。抑圧から解放された神力は無限増殖を開始する。
マキシウスとメリルと魔神衛星
そして、「魔神衛星」が更に「鳳凰衛星」と融合する事で分割した魂が1つになる。さらに「魔神帯」が揃っていたこともあり、「聖魔神マステリオン」として復活を果たした。旧友メビウスと戦うマキシウスに力を貸して、永年の因縁に決着をつける。
「久しいな赤き蛇よ・・・しばらく見ないうちに随分と顔つきが変わったようじゃないか!」
ゼクスファクター(6章)〜七天の覇者(7章)
第一章~王我羅旋の章(5章)までの世界と異なる次元の世界での物語。
特に登場は無いが、黄金竜エメリウス、天照神龍エメルカムイ、煌天騎光王神ルーグがマステリオンによく似たデザインである。
九邪戦乱の章(9章)
本人の登場は無いが、神魔界のモンスターポックルが登場。特に進化形態のシン・ボックルはマステリオンによく似たデザインである。
天地神明の章(10章)
天界所属の聖魔神として再登場。リュウガやマキシウスが魔神帯らしき装飾品を引き続き装備しているほか、魔神衛星形態でリュウガとタッグを組んだりもしている。
なおポックルとは同種族である事が明かされており、ボックルの新形態テリオス・シン・ボックルは魔王マステリオンに近い姿となっている。
関連イラスト
余談
- シリーズ完結を祝して2019年に出版された画集・神羅万象界顧録では、原画担当の原川光博氏のあとがきの半分以上が笑顔のマステリオンとボックルの落書きで埋まっていた。『イタダキマステリオン~』『ナマステ~』
- なお原川氏曰くお気に入りのキャラクターはボックルである。